10.いつも求めていたのは
夜は中々眠ることが出来ない私は、子供の頃には既に睡眠障害を患っていたのだと思う。
……それは、徐々に……という感じなのだが……、小さい頃の話は、全てが断片的だな。
記憶もばらばらで時系列をそろえようと努力しようとしてみたが、出来そうにないので、思い出した端から、こちらに吐き出していこうと思う。
あれは、小学校の私だ。
あの頃の私も、日常と学校、家庭、それぞれで、ひどく緊張していた。
両親は相変わらずだったが、友達との関係も、そこに先生という存在も入り組んできて、私は、本当に日々無理をしていたと思う。
私は、幼い頃からの逃げ道が、創作であったということは前で書いたと思う。
その流れから、自然に、私は本が好きになった。
初めて夢中になったものは絵本だったから、絵も好きだったけれど、その頃の私が一番嵌っていたのは、怖い話だったと思う。
怖い話にはまっていた理由も、今こうして書き出せば、笑われる類なのかもしれないが、私は、小さな頃から、やたら、悪夢に苦しんでいた。
夜は怖いものが私のところに来るという恐怖は当たり前で、次第にそれは一人だけの昼間にも及んだ。
私は、普段の日常の中に得体のしれない恐怖からもおびえる日々だった。
万年睡眠不足の私が、その頃、本当に悩まされていた症状がある。
その当時は、それが病気だとも気づいていなかった。
先生も指摘して下さらなかったぐらいだから、当然なのかもしれない。
私は、自分の意思とは無関係に、突然眠気に襲われる症状に苦しんでいた。
特にそれは授業中に頻発してあらわれて、私を不安にさせた。
そのほかにも謎の症状はあった。
特に緊張するのが、何故か授業中だった私は、突然授業中に、上手く唾が飲め込めなくなる、という症状を起こしたり、(空気と一緒に唾を飲み込んでしまって、それを我慢していると、おなかが張ってくるのだ)
それらを我慢する時間は本当に苦痛だったと思う。何故そうなってしまうのかも自分ではよく解らず、ただただ、そうならないように授業前は祈った。
それらを我慢する時間は、冷や汗が止まらなくなるか、いつの間にか急激に眠気に襲われて、先生に怒られるかのどちらかなのだ。
……このエッセイ書いていると、涙が止まらなくなるので、あんまり多く書けない……。




