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世界を渡れ!
短めです。
あの野郎に怪物に変えられた俺なんですが、割と元気です。そもそも時災獣てっぇーのは神がその地に棲まうモノ達に対する神罰なんだとさ。俺からしてみたら変えられた方がペナルティーだけどな。
『君のワガママで力を使いこなすまでは時間を与えたけどね?そろそろあっちの世界に行って貰えないかなぁ』
「何がワガママだ、ソイツ等止める為に俺が死んで困るのは、あんただろうに…」
あんまりな物言いについジト目を神に向けていると
『でも、あんまり此処に居てもらって困るのも私だよ』
何処までも偉そうなこの野郎は興味が無いかのように重要な事を急に口に出した…
『嗚呼そうそう、君がワガママを言ってる間に1の世界の神と連絡が取れないのだが…気のせいだろうか?』
「気のせいな訳あるか!それを先に言えこのバカ!」
『んな!主神に向かって何たる口利き!極刑にするぞ!この駄僕!』
「んなコト言ってる場合か!さっさとその世界に送れって!」
『喧しい!言わずとも解っている!行ってこい!』
ほぼ口喧嘩状態のまま俺はⅠの世界〖スフィアーラ〗へと渡った。






