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娯楽部設立

こんにちは。


聖霊奏者エアトスです。


今回は集大成ということで大暴走モノの小説です。



賄賂・暴力・ボランティア・冒険などなど意味不明なカテゴリーが詰まった作品となっております。

ツァン「おはよう!」


女子生徒「おはよう!ツァン!なんか元気だね!!」


ツァン「うん。」


男子生徒「結婚おめでとう。


相手はイケメンなんだろ?」


ツァン「うーん...彼は...」


遊斗「おはよう!


みんな!」


ツァン「女顔だよ。」


男子生徒「納得。」


遊斗「ツァン、購買行こうよ。」


ツァン「遊斗!ダメでしょ!


はい、ボクの愛妻弁当♪


残さず食べてね♪」


遊斗「...御意」



*********


遊斗「よし!ツァン!


昼休みに屋上行かないか?」


ツァン「いいね!」


ボクたちが屋上に行くとすでに先客が来ていた。




ジャッカル「行け!


『利灰亜龍』(ハート3AK2500DF0水・ドラゴン)!


ダイレクトアタック!!!」


男子生徒「ぎゃあああああああ!!!」


男子生徒は一撃で倒れた。


ジャッカル「よぉ!


お二人!」




ジャッカルはあのあと、ブレイバーズを持ったまま帰還したのをいいことに、いろいろと悪事を働いている。


カツアゲとか抗争とか...。




遊斗「みんなでご飯にしないか?」


ジャッカル「三人だがな。


いいぜ。」


ボクが広げた敷物の上で弁当を食べる。


遊斗「美味しいね。」


ツァン「か、勘違いしないでよね!


別にみんなで食べたかったから重箱にした訳じゃないんだからね!!!」


ボクは赤面しながら俯いた。


遊斗「しっかし...ゆまが事故るなんてなぁ。」


ツァン「ただでさえ出番なかったのに...」






ジャッカル「話変わるけど.....暇じゃね?」


ツァン「だね...」



遊斗「よぉし!」


遊斗は立ち上がるなり宣言した。


遊斗「部活を作ろう」


ツァン「な...」


ジャッカル「その発想はなかった」




*********


??「なんですか!?


このネーミングは!!!」


遊斗「いいじゃねぇか!悪いか!!!小原!!!」





小原おばら れい...



ボクが通う学園の生徒会長。


めちゃくちゃ風紀に厳しい眼鏡属性。



小原「なんですか!この...『娯楽部』って!!!」


遊斗「ビリヤードにボウリングなどなど...色々なゲームがやれる他、なんでも屋として活動する部活です。」


小原「そんないかがわしい部活、認められ―」


遊斗「ちなみにこれは署名運動を行った際にいただいた多くの応援と励ましの署名です。


ご覧下さい。」


小原「な....」


そこには生徒に始まり、あろうことか教員、PTAから多数の署名が山のように重なっていた。


小原「...仕方ありません。


ただし!


条件があります。」


小原さんはブラックボードにチョークでいくつかの条件を書いた。



小原「一つ。


部員は最大十人しか入れません。



二つ。


部員は一週間に一人しか入れません。



三つ。


最初は三人でやってもらいます。





以上の三つを必ず守って下さい。」


遊斗「了解した。」


ジャッカル「部室行こうぜ!」


遊斗「部室は校長から使ってない美術室を借りました(賄賂で)!」



小原「....え?」



*********



小原がそこに向かうと美術室がえらいことになっていた。


遊斗「お疲れ、MyCarpenters!はい、約束の。」


遊斗は100万ドルと書いた小切手を大工たち一人一人に配ってまわった。


遊斗「お疲れ様。

これでローン完済してね。」


大工たち「ありがとうございますっ!!!」

大工たちは足早に走り去った...。




*********


部室は魔改造が施されていた。


パチンコ台が一つ。


ビリヤード台が一つ。


準備室とその近くの壁は改造されボウリングができるように。


教卓周辺には小さなステージが用意され、歌手が一人歌えるようになっていた。


小原「まさか歌手を雇うのですか!?」


遊斗「違うね。ここで練習して慈善活動でもするのさ。」


小原「まさか私との討論中に完成させるだなんて...」


小原さんは眼鏡を拭き直した。


小原「許可します。


くれぐれも風紀は乱さないように!」


そう言うとスタスタと歩き去っていった...。




*********


ボクは遊斗が用意したジャズソングの入ったレコードをセットして流した。


万全の防音設備のために音洩れの心配はなく、みんなでのんびりと活動ができる。



三人「乾杯~!」


三人でコーラ、ソーダ、アイスコーヒーの入ったグラスで乾杯してひじ掛け椅子にもたれた。


遊斗「さて、これからが忙しくなるからね。」


ツァン「うん。」


こうしてボクたちは新しい部活動の下、新たな生活を始めるのだった...。



遊斗「俺とツァンはこの部室で寝泊まりするよ。」


ツァン「えええええぇっ!!!」


遊斗「大丈夫。隣の使ってない部屋も贈賄でリビングルームとキッチンと寝室に改造したから。」

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