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平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第20回「満を持して……アミカナ3登場!」

作者: 刹那メシ
掲載日:2026/09/06

挿絵(By みてみん)


「えっ?!」

<……あ、ごめんなさい!……えっと、それでは本日のゲストです。……あ、自己紹介をお願いします>

{皆様初めまして。アミカナ(スリー)と申します。本日は宜しくお願いします}

<……あ、宜しく、お願いします……>

「え……本当にアミカナ3さん……ですよね?」

{はい}

<いや……何か、頂いた写真とかなり感じが違うから……>

{その方が面白いかと思いまして……}

「え? どっちが本当なんですか?」

{どっちも本当です。オンの時は写真のような感じでして。今日はオフなので……}


挿絵(By みてみん)


<ああ……そうなんですね……>

「ええと……緊張、されてます?」

{はい、かなり。でも、この番組に出ることができて凄く嬉しいです}

<嬉しい……ですか?>

{はい。ずっと聞いてましたので。え、何か?}

「いや!……何というか、あまり嬉しそうに見えないので……」

{ああ、それは……ちょっと長くなりますけど、いいですか?}

<いいですよ! どうぞどうぞ>

{あの、私もフォーさんやファイブさんと同じアンドロイドなんですが、フォーさんより旧型なので、ちょっと感情の表現が……何というか、あまり精密じゃないというか……}

<精密じゃない?>

{多分、表情筋の数が少ないので、感情があんまり顔に出ないんです}

「あー……そうなんだ……それは……」

{でも、感情そのものは、ミカさんだった時と同じように複製されていると思います。多分ですけど……。なので、表情は気にしないで下さい。今、凄く嬉しいです}

<分かりました。それで……早速アミカナがフォーさんになっていますけど、今日はスリーさんとお呼びすることでいいんですか?>

「え、公認会計士をされてる時は、どうしてるんですか?」

{オンの時は、『亜美カナ』と名乗ってます。『亜美』が苗字で、『カナ』が名前です。これ、名刺です}

「あー。え、両方名前みたいだねって言われません?」

{……}


挿絵(By みてみん)


<え? もしかして、今笑われました?>

{ええ、ラジオで聞くまんまのフォーさんでしたので}

「あ……何か分かって来たかも」

{そうですか。嬉しいです}

<あー、じゃあ、今日はカナさんとお呼びしましょうか>

{はい。結構です}

<えーと、それでですね。まずはお忙しいところ、この番組にご出演頂きましてありがとうございます>

{いいえ、なかなか時間が取れなくて申し訳ありませんでした}

「いえいえそんな。こちらこそ無理を言いまして……」

<え、何か、今日は腰が低くない?>

「だってほら、先輩だから」

{大丈夫ですよ。先輩風吹かせたり、叱ったりしませんから}

「あ……そうですか……ありがとうございます」

<本当に、このラジオよく聞かれてるんですね>

{はい。自分と同じアンドロイドがラジオをやってるって聞きまして。これは聞かないと、と思いました}

「で、どうでした?」

{はい。フォーさんが凄く生き生きしてて。あ、もちろんミカさんも素敵なんですが、私としては、やっぱりフォーさんに感情移入しちゃって}

<そうですか>

{何て言うか、うらやましいというか、憧れるというか……。私もあんな風に感情を露わにできたらなぁ、と……}

「ああ……」

{なので、フォーさんがクラゲ扱いされた時は、ミカさんに剃刀を送ろうかと思いました}

<え?! それはごめんなさい!>

{冗談です}

<「え?!」>

「……あー、カナさん、その手の冗談はあまり言わない方が……。冗談言ってるように見えないので」

{ですよね。なので、敢えて言ってみました}

<「え?!」>


挿絵(By みてみん)


<……カナさん、もしかしてお笑い好きですか?……>

{はい}

「あー……そういう感じなんですね」

{はい。すいません。感性が独特な感じで……}

「あ、いや! あれはですね」

<本当によく聞かれてるんですね!>

{はい。先程……じゃない、前回の放送も聞かせて頂きまして、『Large O(ラージ・オー)』も購入しました}

<え? それはありがとうございます!>

「ちなみに、何月号を?」

{……ミカさんごめんなさい。8月号を……}

「やったー!」

<え~!>

{……100冊ほど……}

<「え?!」>

「100冊?! 100冊って言いました?!」

<そんなに買ってどうするんですか?!>


挿絵(By みてみん)


{いや、執事ごっこの写真が公開になったら面白いかと思いまして……}

<……面白かったら何でもやる感じですか……>

{はい。すいません。感性が独特な感じで……}

「……なるほど……」

<……あ! それでですね、今日お越し頂いたのは、長年の『自分と全く同じ人を見ると、気持ち悪く感じるのか』問題に決着を付けようということだったんですが……>

「……何か、予想できるような気がしてきた……」

<どうですか? 実際にフォーを目にして>

{はい。めっちゃ憧れます!}

「ファイブと一緒じゃん! ここまで引っ張ってその結論?!」

{……}


挿絵(By みてみん)


<「お?!」>

{……爆笑しました……お腹痛い……ような気がする}

<えー、ということで、フォーは、『Large O』を100冊買うほど、カナさんの推しということで……>

{あ、すいません!}

<はい?>

{あの……実は、一番の推しはフォーさんじゃなくて……}

「え?! 急に何ですか?!」

{一番の推しは……アミカナ5さんなんです}

<「えーっ?!」>

「……何? この展開?!」

{実は、彼女のライブには欠かさず行ってまして}

<あー……えーと……>

{この間の、シオンが登場した回も聞いてまして……}

「ん? 呼び捨て?」

{……彼に剃刀100枚送っておきました}

<いや……またまた~>

{冗談だと思います?}

<「……」>

「あー……そろそろ締めましょうかね?」

<そ、そうね。カナさん、今日はありがとうございました>

{いいえ。こちらこそ。とっても楽しかったです}

「また遊びに来て下さいね」

{はい。是非}

<「……」>

<い、以上! 『AMラジオ>

「アミカナ・アンド」

<ミカ・アンド!>

{……カナ』でした}

<「バイバ~イ!」>


挿絵(By みてみん)


挿絵(By みてみん)

平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」をお聞きいただきましてありがとうございます。今期の放送は一旦ここまでになる……はずですが、今後も、ネタを思いついたら……というか、シリアスな物語の執筆に疲れたら、不定期に放送する予定です(笑)。宜しければ、今後も深夜0時の重力子放送にお付き合い下さい。

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