平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」:第20回「満を持して……アミカナ3登場!」
「えっ?!」
<……あ、ごめんなさい!……えっと、それでは本日のゲストです。……あ、自己紹介をお願いします>
{皆様初めまして。アミカナ3と申します。本日は宜しくお願いします}
<……あ、宜しく、お願いします……>
「え……本当にアミカナ3さん……ですよね?」
{はい}
<いや……何か、頂いた写真とかなり感じが違うから……>
{その方が面白いかと思いまして……}
「え? どっちが本当なんですか?」
{どっちも本当です。オンの時は写真のような感じでして。今日はオフなので……}
<ああ……そうなんですね……>
「ええと……緊張、されてます?」
{はい、かなり。でも、この番組に出ることができて凄く嬉しいです}
<嬉しい……ですか?>
{はい。ずっと聞いてましたので。え、何か?}
「いや!……何というか、あまり嬉しそうに見えないので……」
{ああ、それは……ちょっと長くなりますけど、いいですか?}
<いいですよ! どうぞどうぞ>
{あの、私もフォーさんやファイブさんと同じアンドロイドなんですが、フォーさんより旧型なので、ちょっと感情の表現が……何というか、あまり精密じゃないというか……}
<精密じゃない?>
{多分、表情筋の数が少ないので、感情があんまり顔に出ないんです}
「あー……そうなんだ……それは……」
{でも、感情そのものは、ミカさんだった時と同じように複製されていると思います。多分ですけど……。なので、表情は気にしないで下さい。今、凄く嬉しいです}
<分かりました。それで……早速アミカナがフォーさんになっていますけど、今日はスリーさんとお呼びすることでいいんですか?>
「え、公認会計士をされてる時は、どうしてるんですか?」
{オンの時は、『亜美カナ』と名乗ってます。『亜美』が苗字で、『カナ』が名前です。これ、名刺です}
「あー。え、両方名前みたいだねって言われません?」
{……}
<え? もしかして、今笑われました?>
{ええ、ラジオで聞くまんまのフォーさんでしたので}
「あ……何か分かって来たかも」
{そうですか。嬉しいです}
<あー、じゃあ、今日はカナさんとお呼びしましょうか>
{はい。結構です}
<えーと、それでですね。まずはお忙しいところ、この番組にご出演頂きましてありがとうございます>
{いいえ、なかなか時間が取れなくて申し訳ありませんでした}
「いえいえそんな。こちらこそ無理を言いまして……」
<え、何か、今日は腰が低くない?>
「だってほら、先輩だから」
{大丈夫ですよ。先輩風吹かせたり、叱ったりしませんから}
「あ……そうですか……ありがとうございます」
<本当に、このラジオよく聞かれてるんですね>
{はい。自分と同じアンドロイドがラジオをやってるって聞きまして。これは聞かないと、と思いました}
「で、どうでした?」
{はい。フォーさんが凄く生き生きしてて。あ、もちろんミカさんも素敵なんですが、私としては、やっぱりフォーさんに感情移入しちゃって}
<そうですか>
{何て言うか、うらやましいというか、憧れるというか……。私もあんな風に感情を露わにできたらなぁ、と……}
「ああ……」
{なので、フォーさんがクラゲ扱いされた時は、ミカさんに剃刀を送ろうかと思いました}
<え?! それはごめんなさい!>
{冗談です}
<「え?!」>
「……あー、カナさん、その手の冗談はあまり言わない方が……。冗談言ってるように見えないので」
{ですよね。なので、敢えて言ってみました}
<「え?!」>
<……カナさん、もしかしてお笑い好きですか?……>
{はい}
「あー……そういう感じなんですね」
{はい。すいません。感性が独特な感じで……}
「あ、いや! あれはですね」
<本当によく聞かれてるんですね!>
{はい。先程……じゃない、前回の放送も聞かせて頂きまして、『Large O』も購入しました}
<え? それはありがとうございます!>
「ちなみに、何月号を?」
{……ミカさんごめんなさい。8月号を……}
「やったー!」
<え~!>
{……100冊ほど……}
<「え?!」>
「100冊?! 100冊って言いました?!」
<そんなに買ってどうするんですか?!>
{いや、執事ごっこの写真が公開になったら面白いかと思いまして……}
<……面白かったら何でもやる感じですか……>
{はい。すいません。感性が独特な感じで……}
「……なるほど……」
<……あ! それでですね、今日お越し頂いたのは、長年の『自分と全く同じ人を見ると、気持ち悪く感じるのか』問題に決着を付けようということだったんですが……>
「……何か、予想できるような気がしてきた……」
<どうですか? 実際にフォーを目にして>
{はい。めっちゃ憧れます!}
「ファイブと一緒じゃん! ここまで引っ張ってその結論?!」
{……}
<「お?!」>
{……爆笑しました……お腹痛い……ような気がする}
<えー、ということで、フォーは、『Large O』を100冊買うほど、カナさんの推しということで……>
{あ、すいません!}
<はい?>
{あの……実は、一番の推しはフォーさんじゃなくて……}
「え?! 急に何ですか?!」
{一番の推しは……アミカナ5さんなんです}
<「えーっ?!」>
「……何? この展開?!」
{実は、彼女のライブには欠かさず行ってまして}
<あー……えーと……>
{この間の、シオンが登場した回も聞いてまして……}
「ん? 呼び捨て?」
{……彼に剃刀100枚送っておきました}
<いや……またまた~>
{冗談だと思います?}
<「……」>
「あー……そろそろ締めましょうかね?」
<そ、そうね。カナさん、今日はありがとうございました>
{いいえ。こちらこそ。とっても楽しかったです}
「また遊びに来て下さいね」
{はい。是非}
<「……」>
<い、以上! 『AMラジオ>
「アミカナ・アンド」
<ミカ・アンド!>
{……カナ』でした}
<「バイバ~イ!」>
平行宇宙編AMラジオ「Amikana & Mika」をお聞きいただきましてありがとうございます。今期の放送は一旦ここまでになる……はずですが、今後も、ネタを思いついたら……というか、シリアスな物語の執筆に疲れたら、不定期に放送する予定です(笑)。宜しければ、今後も深夜0時の重力子放送にお付き合い下さい。




