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新たな出会いと初使用


「うわはははははっ!!!乱獲!豊作!皆殺しやでぇぇ!!」


幻想的な夜の草原を奇声を上げながら、爆走する不審者は誰でしょう?

回答時間は残り2秒、2、1。残念、時間切れです。


「私だよ!ミストだよ!」


ということでこんばんわ、こんにちは、おはようございます。

配信中の私なのですが、テンションが上りすぎてキャラ崩壊を起こしています。

あのバカ母はなんとあの日以降密度をクソほど上げやがりました。

訓練終わりの私のテンションが今の現状。

コメントを見る限り心配の声でいっぱい。敬語をかろうじて保ってた人が次の配信でこうなったら心配だよね。私だって心配するもん。


「ギィィィ!!!」


走っていると突然、草むらから何かが顔を出す。

爆走中の我の眼前に出現した不届き者、小学校4年生くらいの身長で肌は緑、耳たぶまで届きそうなほど大きく裂けた口。特徴的なのは手に携えた鈍色の曲剣、シミターとも言う。恐ろしい凶器と赤い頭巾。

レアモンスター『レッドキャップ』のお出ましだ。

ダッシュを止め、新調した武装に着替える。

ヴァルラプスの黒炎をイメージしたフード付きの外套、また黒を基調とした礼服のようなセット。

趣味全開で作ったのでマフィアファッションと軍服のハーフみたいな着合わせです。

装備効果はまたいずれ。弱点だけいうと『神聖』と『雷』。雑魚敵でも食らった瞬間に私のHPなら即死よ。即死。

武器は【風命の刺突剣(エア)】。魔術習得時の余り物で作ったレイピア。

レイピアホークの素材と、その他風属性の素材を詰め込みました。

あと近接攻撃用に盾も用意したぜ!

【魔力結晶の盾】でございます。ダメージカット効果がINT参照なので非常に重宝する予定。

見た目は普通のカイトシールドだよ。中央に宝石が埋め込まれているくらい。


「レッドキャップちゃーん!叩き潰してやんよ!」

「落ち着け、我が主」

「そうだ落ち着け」


テンションマックスハイビートな私を二人がたしなめる。

いやー気分上げないとパフォーマンスがでないのよ。


「一騎打ちだから邪魔しないでね!ということでー、参る!」

「グギャ!?」


え、今来るの!?と言わんばかりに叫んだレッドキャップめがけてレイピアによる突き。

レッドキャップは身体能力を全力で使い回避。レイピアを引き戻しながらスキルを発動する。


「『流水撃』!」


回避直後の停止を狙い、盾による殴打。

盾が水を纏い、レッドキャップを跳ね飛ばす。

空中に浮かぶクリティカル表示がなんとも心地よい。


「良きかな良きかなぁ!」


レッドキャップは地面にシミターを突き刺して停止。

刃を引き抜いて、蛇のようなジグザグ歩行で前進する。

ダッシュで駆け抜けざまに逆手持ちしたシミターによる一閃。


「やるやん、け!」


シミターを少し左に動いて避ける。

おやおや。敵に背後を向けるとは無様なことよのう。


「『略式詠唱』、『エアブレイド』!」


なにげに初めて使う『略式詠唱』。それを使って暴風の刃を奴に飛ばす。

後ろから迫る無音の刃、避けられるはずもなく。


「グギ!」


レッドキャップの首を断つ。

さようなら、経験値素材よ。


『只今の戦闘により、レベルがアップしました。システム『サブ職業』、『スキル合成』、『魔導合成』が解放されました。』


音声アナウンスがレベルの上昇とシステム解放を告げる。

お待ちかね!オリジナルでスキルや魔導を作れる神システムが解放だ。


「目的達成!いざ帰宅!」


レッドキャップの素材を手に入れ、ホクホク顔の私は宿に向かう。

レベル上げはどんだけしても楽しいね!

これからどんな武器を作ろうか、ぐへへ。

新装備とかアイテムの「待ちなさい!」開、発?

突然、私に待ったの声がかかる。妄想を邪魔したやつを睨もうと声の主を睨む。


「ひぇっ!?と、止まりなさい!」


声の主は女性プレイヤーだった。ごめん、怖がらせる気はなかったよ。

というかキャラメイクうまいねこの人。

そう彼女は私に匹敵する美貌だった。

肩まで伸びた白髪を三つ編みで纏め、ほんのり青みがかった肌はまるで妖精のよう。

特徴的なのは左腕全体が氷の結晶であることだろうか。

珍しいのを選んでるね、『氷人(フロストリア)』か。

氷人はMPが多く、魔法攻撃主体のアタッカー系種族。種族特性がある属性と噛み合っていて、使いこなせば最強種族に名を連ねるほど。でも欠点があって、【火】属性ダメージが2倍。装備でカバーもできない。

だからパーティーとして最強でもソロで使うにはちょっと、って感じの種族。私は好きです。

傍らに待機している狼もナイスビジュ。白い毛皮に青の瞳がよく映えている。


「あなたと話があるの。お時間はいいかしら?」


おっと美女からデートのお誘いとは。


「もちろんです、マイレディー。」

「え!?そ、そーゆーのいいから!」


内面もかわいいな、この人。

私達は軽く喋りながら、街に戻ったという。



コメントで頂いたキャラクター、堂々登場です!

コメントはいつでもお待ちしています!

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