クランの誘い
次の日の朝、私はゆったりとした気持ちで起床する。
そしておもむろに開いたスマホを見て絶句した。
ツブヤイターの配信アカの通知マックス、動画配信サイト『ミーチューブ』の通知マックス。
その他諸々の配信関係の通知が限界突破している。
「アァ………オワッタ………」
配信で習得方法を晒したのはマズかったかなぁ?
マズいに決まってるよね。結構しくじったなぁ……
とりあえずツブヤイターで来た通知を全て確認する。
スパム系は全部除外して、これか。
「えっと、クラン『ココナッツボイラー』からはマニュアル調理の指導か。別に受けてもいいよね。報酬が高すぎるんだよ。『最上級調理セット』と『最上級解体セット』は奮発し過ぎじゃないかな?とりあえずコレは保留。次にPKクランから。はい却下。次、大規模クランの『深紅の騎士団』ね。クラン加入の誘い。今のところはクランに入る気はない。って返信しよ」
通知を見るだけで私は3時間以上も費やした。クソが。
というかやっぱりクラン加入の誘いばっかだね。クランに入ったとしても私の情報を抜き取られるだけだし、入るメリットがないよ。
今日はログインしたら何しようかな?アイテム作成の続きをしてもいいよなぁ!
ウッキウキでログインした私は街にスポーンした瞬間に絶望した。
入った瞬間に向けられる好奇の視線、駆け寄ってくるプレイヤー、誘ってきたクランメンバーであろう人の通知が私を襲う。逃げなければ。直感が絶叫する。ここにいてはダメだ、一生ゲームができなくなる。
私は状況を確認して2秒でツクヨミを呼んで飛び乗った。
「走って!ツクヨミ!!!」
「は?何を言って………了解だ!!!!」
さすがツクヨミと言うべきか、彼も状況を見抜いて全力でジャンプして屋根に着地。
間髪入れずに全力で駆け抜けて街を抜けた。
夜の『初心の大草原』は面倒くさいから行きたくなかったのに!
「ツクヨミ!『広域探知』で安全なとこを探して!」
「わかった!」
そのまま猛スピードで草原を駆け抜けること十分。私達はようやく腰を下ろした。
今日はここで素材集めコースだね。
魔術素材をくれたプレイヤーさんにもお礼をしたいから、アイテムなんかなんぼあってもいいです。
素材を一通り集めて今日はログアウトした。
短めです。
ちょっとス◯レが面白すぎて止まりませんでした。
誠に申し訳ないです。




