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転生少女の異世界譚  作者: げんきまる
第1章 出会いと人助け
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第7話 薬草採集

活動報告にも書きましたが、昨日(10月8日)のPV数が100を超えました!思ってたよりも早く達成できたので、見た時はめっちゃびっくりしました。今後も頑張っていきますので、応援よろしくお願いします!

 私がギルドから出ようと受付の前を通り過ぎようとすると、


「あ、モミジさん、まだギルドカード渡して無かったですよね」


「そういえば、そうでしたね」


「これがギルドカードになります。これには冒険者としての実績が記録されるので、絶対無くさないでください」


 そういって、私に黒いカードを渡してきた。色は、ランクによって違うらしく、Eランクが黒、Dランクが水色、Cランクが黄色、Bランクが緑、Aランクが赤といったように変わっていくらしい。あと、受けられる依頼は、自分のランクと同じかそれ以下のランクの依頼が受けられる。つまり、今の私はEランクだから、Eランクの依頼だけ受けられる。Eランクの依頼は、簡単な魔物討伐や薬草採集らしい。薬草採集だったら能力使えば一瞬かな。あ、てかそろそろ時間になるな。ちょっと急ぐか。私は少し歩く速度を上げ、カリンちゃん達の家へ向かう。

 2人の家に着くと、丁度2人も家から出るところだった。


「あ、モミジさん、今日はよろしくお願いします」


「うん、よろしくね」


「それじゃ、出発しますか」


 私達は早速東の森に向かって行く。街の外れ、門があるところまで来ると、


「お、今日も来たか。毎日ご苦労様だな」


 門兵の1人に話しかけられた。この人は2人が東の森に行くことを知っているのかな。


「こんにちは、サキトさん。今日もよろしくお願いします」


「モミジさん、この人はサキトさんって言って、私達が取ってきた薬草の種類を見分けてくれるんです」


 そうなんだ。何か親しい感じがすると思ったらそういうことだったんだ。


「ところで、カノンの隣にいる女の子は誰だ?」


「この人は、モミジさんです。カリンが魔物に襲われていたところを助けてくれたんです」


「そうか、ありがとうな。ってことは、モミジさんは、冒険者なのか?」


「はい。といっても、まだまだ駆け出しですけど」


「それでも、俺はすげえと思うけどな。まあ、無駄話もここまでにしておいて、手続きするからカードを貰うぜ」


 カリンちゃんとカノンちゃんは住民カードを、私はギルドカードを渡す。サキトさんは、門の横にある小さい部屋に入って、少ししたら戻ってきた。


「はい、これで手続きは完了だ。通って良いぞ。今日も頑張れな」


「はい。いってきます」


 私達はサキトさんからカードを受け取り、東の森へ入っていく。


「そういえば、採った薬草ってどうやって持ち帰ってるの?」


「このアイテム袋を使うんです」


 カノンちゃんが取り出して見せてくれたのは、特段変わったところのない普通の袋だった。


「アイテム袋?」


「え、知らないんですか?アイテム袋っていうのは、なんでも入れられる袋のことです。もちろん、容量はありますけど」


 へえ。便利だな。さすが異世界だな。


 森に入ってから1時間ぐらいたった。けれども件の薬草は1本も見つからない。時々それっぽいのを見つけては違うの会話の繰り返しだ。


「モミジさん、これはどうですか?」


 今回も違うんだろうな。そう思いながらも解析してみると、


「本物…だ」


「本当ですか!?良かった…」


「モミジさーん、こっちはー?」


「!?そっちも本物だよー!」


「本当!?やったー!」


 もしかして、と思い、辺り一帯を解析してみる。


「ここ、群生地だ。ここら辺に生えてる草、全部本物だよ!」


「本当ですか!?」


「うん。だから、ここで必要な量を採っていこう」


「そうですね」


 5分程たって、2人が採るのをやめ、アイテム袋にひとまとめにして戻ってくる。


「これでお母さんを助けられます!モミジさん、本当にありがとうございます!」


「うん、良かったね!」


 やっぱり人の笑顔を見ると良い気分になるな!

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