第25話 ダンジョン探索準備③
リーナさんと別れた後、なんとなく商店街の方を歩いていると、1つの店が目に留まった。看板を見ると、古本屋と書いてあった。他に気になる所もないし、ちょっと寄って行こうかな。
「いらっしゃいませ~」
私がお店の中に入ると、おっとりとした声と共に女の子が奥の方から出てきた。ここで働いてるのかな。
私は適当に店の中を歩いていると、1つの棚が目に入った。どうやら『魔導書』コーナーらしい。そういえばこっちにきて魔導書っていうのは見たこと無かったな。ちょっと見てみるか。
『初心者のための魔導書』
『これを読めばあなたも魔法使い!初めての魔導書』
『慣れてきたならこれを読もう!中級の魔導書』
へぇ、結構色々な種類の魔導書があるんだな。でも、流石に難しい魔法とかは載ってないぽいな。
「あ、あのもしかして魔法使いの方なんですか?」
私が振り向くと、さっきの女の子が立っていた。なんか目がキラキラしてる気がするけど気のせい...だと思いたい。
「うん、そうだけど」
「本当ですか!?もし良かったら魔法を見せてくれることって...」
「うん、その事はいいけど、お店の方はどうするの?」
私がそういうと、女の子は「あ...」というような顔になった。絶対考えて無かったんだろうな。
「え、えっと、明日...とかは...」
「残念だけど、私明日から長期の探索の予定が入っているんだよね...」
「そ、それじゃあ、それが終わった後とかは」
「そうだね。じゃあ、明日からの探索が終わったらもう一回ここに来るよ。それでいい?」
「はい!楽しみに待っています!」
「うん、分かった。それじゃ、これとこれ、買ってもいいかな?」
「はい!もちろんです!」
私はなんとなく気になった魔導書を2冊買うことにした。
「ありがとうございました~」
私は買った魔導書の中身を早速試すため、ギルドに向かうことにした。あ、そういえば、あの子の名前聞くの忘れてたな。ま、今度また会うし、その時にでも聞くことにするか。




