第16話 面会
遅れてすみません!!色々やってたらこんな時間になってしまいました!!
「おい、迎えが来たぞ」
私はそのグランさんの声で目が覚める。どうやら、いつの間にか寝ていたようだった。
「ふう、やっと起きたな。さっきも言ったが、もう玄関の方に迎えの使者が来ている。俺も本当はいく予定だったんだがな、急用が入ってしまってな。悪いが、1人で行ってくれ」
私はベッドから降り、髪を軽く整えてから玄関へ向かった。
「貴女がモミジ様ですね。早速ですが、レワール様の待つ館の方へ案内しますので、我々に付いてきてください」
玄関にいた3人の内、真ん中にいた男の人がそういい、他の人を連れて外へ出る。私も慌てて付いていった。
レワール様がいる館へ向かっている途中、私は何を話されるかとか、何か無礼な行動をしないようにとか、そんなことばかり考えていた。
「モミジ様、難しい顔をされて、どうかされましたか?」
「あ、いや、何でもないです」
自分でも気づかない内に顔に出てしまっていたらしい。
「なら良いのですが。それより、ここがレワール様が現在滞在していらっしゃる館の方です」
私の前にあった建物は、豪邸だった。恐らく自分がこれ以降入ることが無い位、立派だった。
「それでは、モミジ様。こちらの方に」
私が玄関に入り、スリッパに履き替えると、
「私としたことが、自己紹介を忘れていました。レワール様の執事をしております、テルンと申します。では、応接間の方にご案内します」
そういい、彼は屋敷の奥へと進んでいく。私もそれに続いていった。
「それでは、こちらの方でお待ちください」
私は通された部屋に置かれた2つのソファーの内、手前にあった方に腰掛ける。
このソファー、何でできているんだろ。座り心地はめっちゃいいし、見た目も領主の財力を見せるには申し分ないし。ま、知ったところで私がそれを手に入れる事は無いんだろうけど。
そんなことを考えていると、後ろにあったドアが開いた音がした。次に私の目に映ったのは、領主としての風格を漂わせた、30代位の男の人だった。この人が領主か。
「急に日程を変えてしまって申し訳なかった。私はレワール・アクリス。君も知っての通り、この街の領主だ」
「わ、私はモミジです。あの、な、何で私をお呼びになったんでしょうか」
やばい。緊張で声が上手くでない。
「そうだね、一番の理由は、やっぱり君が全属性を扱える、というところかな。次点で今回のスタンピードについても聞きたい、ってところかな。それで、どう?全属性が使える、というのは?」
「…正直、まだ実感は沸かないです。未だに、これは全て夢なんじゃないのかとか、思う日もありますし」
「やっぱり、そうだろうね。自分も、領主になるとは分かっていても、いざなるときはとても緊張したし、君と同じようなことだって考えていたし。それじゃ、今回のスタンピードについてだけど、何か異変はあったかい?」
「異変、というか私自身、初めて遭遇したのでなんとも言えませんが、ただ、魔物が強くなっているはずなのに、倒した時の感触がいつもより弱い、というのは感じました。あと、ここ辺りだと絶対に出現しないはずのオークキングも出てきましたし」
「!?オークキング、だと…。今、その個体は?」
「私が全力を出してなんとか倒せましたけど…」
「な!?1人でか!?」
「は、はい…」
「流石全属性使い、といったところなのか…?そう言えば今のギルドランクは?」
「Dランク、です」
「では、私からBランクに上げるよう後で指示しておく。明日にもギルドに行けば上げれると思うぞ」
え?え!?ちょっ、え!?Cランク飛ばしてBランク!?いきなり上げられても困るけど、領主相手じゃ何も言えないし…
「それじゃ、今日はこのくらいにしようか。君もここ数日でかなり疲れただろう。早く帰ってしっかりと休んでくれ」
その言葉で私とレワール様の面会は終わった。もう今日はめっちゃ疲れた。急いで避難所に帰ろう。




