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転生少女の異世界譚  作者: げんきまる
第2章 護りたいもの
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第13話 カリンとカノン

結構ストーリー案が出てきたので投稿します!あと、今回少し重いかもしれないです。

 私は夜遅く、サイレンで目が覚めた。


『緊急警報、スタンピードの兆候が見られました。予想開始時刻は2時半、2時半。冒険者の方々は直ちにギルドの方へ集合してください。繰り返します』


 スタンピード?何だろう?私は聞いたことのない単語に首を傾げる。とりあえず、お姉ちゃんの部屋に行かないと。

 私が廊下に出ると、ちょうどお姉ちゃんも出てきたところで、


「カリン、さっきの警報は聞いた?」


「うん。それで、スタンピードって何?」


「えーーっと、確か、魔物の大移動、だったかな。それで、これからどうするかなんだけど、」


 魔物の大移動。私はその言葉を聞いた瞬間、なぜか体の震えが止まらなくなった。お姉ちゃんが何か喋っているけど、全然聞き取れない。息切れもしてきた。体が熱くなっているのを感じる。心臓の鼓動が速くなる。たすけて、おねえちゃ―



「カリン?カリン!?どうしたの!大丈夫!?」


 私は急に倒れたカリンを見て、頭が真っ白になる。どうしよう。今までこんなことなかったのに。私は家から出ることも出来ずにいた。流石にカリンを背負って避難所まで行くのは無理があるし、何よりもうすぐ2時半、つまりスタンピードが始まってしまう。もし、街中まで魔物が入ってきたら、私達は格好の的だ。今から外に行くのは無理だ。かといって、このまま家にいても、安全というわけでもない。魔物が家まで入ってきたら、逃げることはできない。だけど、外に行くよりは安全なのは確かだ。私はカリンを私の部屋まで背負って移動させる。カリンの体は、思ってた以上に熱かった。この夜を乗りきったら、急いで病院にいかないと。私の部屋は、家の中でも一番奥の部屋だから、何かあっても時間稼ぎにはなるだろう。私は部屋の時計とカリンを交互に見ながら、ただ時間が過ぎるのを待った。

 時刻が3時を過ぎるころ、私は玄関のドアが叩かれる音を聞いた。誰かが助けに来てくれたのかもしれない。私は玄関まで行き、ドアを開ける。

 ドアを開けた私の目に飛び込んできたのは、10匹位のオークの群れだった。なんで、外を先に確認しなかったの。私の頭には、後悔の2文字以外浮かんでこなかった。一番前にいたオークが手にしたこん棒で殴ってくる。当然、避けられるわけもなく、私は衝撃で倒れる。薄れていく意識の中、私はずっとカリンのことを考えていた。もし、私に気を取られてオークが奥まで行かなかったら、カリンは見つからないはず。カリンさえ、生きていれば私はどうなってもいいや。そう思ったのを最後に、私は意識を失った。

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