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第5話

 

 さて、これからどうしよう。とりあえず冒険者ギルドに行く、それは決定だ。

 ちなみにいま俺がいる国は【バイオス王国】だ。この国は他種族共存国家の中でも特に珍しい全種族共存型という魔族も受け入れている国なのだ。魔族は過去に起きた戦争によって信頼をなくしてしまっているから、バイオス王国のように魔族を受け入れるような国はとても少ないのだ。とりあえず今はこの国を出ることは考えていない。この国ではほかの転生者を探すための資金確保が主な目的だ。決して下心があるわけではない。そう、下心は一切ない。ぐへっ、ぐへへへへへへへへ  おっと危ない、もう少しで人として大切な何か(品性)を失うところだった。そうだ!容姿を変えることもしなければならない。

俺の今の見た目は金髪に金の瞳。庇護欲がくすぐられるまだ幼さののこるとても愛らしい容姿だ。心なしか俺の生みの親にも似ているような気もする。さらに()()のすくない体つきだ。虚しくなんかないぞ!さて、肉体改造の始まり始まり~



                  《一時間後》



 完成だ。これはなかなかの自信作だ。

腰にまでとどく銀髪、幼さの抜け始めた真紅の瞳、凹凸のない体つき。ちなみに、設定年齢は12歳。我ながら超自信作だ。

今度は服だ。ちなみに今俺は真っ裸だ。これはめったに人に出くわさない魔境の森のの中心地だからできることだ。服のイメージとしては黒をベースにしたローブにしたい。じゃあ、さっそく作っていきますか!




                  《四時間後》





 「ふ~~終わった~」


 まさかこんなに服作りが難しいとは思っていなかったぜ。てか、もうお昼じゃん。けど時間をかけたかいはあったな。黒色をベースとしたローブで顔を隠す布には目のような紋章が描かれている(ここポイント!)チラチラと口元だけが見える設定。ちなみにパンツはくまがらパンツ。これはどっから見ても謎の美少女だ!さっそく冒険者ギルドに行くぞ。レッツゴー!



                    「【転移】」


----------------------------------------------------------------------------------------------


     「来たぞ。城塞都市ルベリオス!」

 

 すごいな。城塞都市というだけはある。


 目の前には30mを楽々超えそうな真っ白の壁がある。正面には兵士が木でできた門の両側につき門の中に入ろうとする商人たちを検査している。


 とりあえずならんでいよう。うわ!行商人の人たちがものすごい奇妙なものを見る目でこちらを見てくるんですけど。俺なんもしてないじゃん!


 「ギルドカードなどの身元が証明できるものはあるか?」


 もう俺の番か、仕事が早いな。


 「ない。」

 「では何か持ち物はあるか、【異空間庫】などの収納スキルがある場合はそちらも見せてもらうぞ。」


 うーん。なしでいいか。


 「無一文。」

 「そうか。もうとっていいぞ。」


 意外と早い。もう少しめんどくさいものだと思ってた。ていうか兵士さんあれ嘘つかれたらどうするんだろう。ばれなさそうなんだけど。

    

    チリーン


「む!お前嘘をついたな、本当のことを言え!」

「う..嘘なんてついてない。」


 後ろで鈴のような音が鳴ったと思ったら、行商人が兵士に問い詰められてる。

なるほど、どこかに嘘発見器を隠し持っているのか!嘘言わなくてよかった。

それにしてもきれいな街だな。ものすごい賑やかで出店が大量にあるのにゴミが一つも落ちてない。すばらしいな。


 「えーと、地図だったらこの建物のはずだけど…」


目の前にあるのはほかの建物に比べて一回りほど大きい木造建築だ。そして看板には冒険者ギルドと書いてある。


 中に入ってみるといかにも荒くれものって感じのスキンヘッドおじさんや、かつて俺を捨てた聖女と勇者に激似の… 聖女(ママ)勇者(パパ)!クソ!こんなところでイチャイチャしてやがる。

爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに爆ぜればいいのに。

 お、数人の冒険者が俺に気づいたようだ。こっち来てるな。もしかして突っかかってくるのか!突っかかってくれるのか! フフ、これはなんていい機会だ。ここで成功すれば俺は謎の()()()()()の座に君臨できるかもしれない。 

 

  「おい嬢ちゃん」


 さあ来い!さあ来い!


 「道に迷ったのか?俺でよかったら家まで送って行ってやるぜ。」

 

 はへ?

 

 「ん?どうした?」

 「お前のことを怖がってるんだよ。」

 「は!俺に怖がらせる要素ないだろ!」

 「何いってんだ、鏡見てみろ!」

 「あぁ~確かにそうっすね。先輩顔いかついですもんね。」

 「ひどくね!仮にでも俺お前らの先輩よ!」


 なんだこれ、全然荒くれ者いないじゃん!俺の夢返してよ!


 「冒険者登録をしに来た。」

 「「「え?」」」


 そうだ、そんな反応を見たかった!


 「おい嬢ちゃん早まるな!死んだら元も子もねーぞ。」

 「そうっすよ!命にかかわりますよ!」

 「仕事なら俺が紹介してやるから、な!」


 うわあ、なんていいひと。だが断る(キリッ)


 「もう決めたこと。」

 「…だがな~。」

 「おっ君可愛いね~」

 

 いきなり、話しかけてきたの勇者だった。


 なんだ、勇者のやつ?もしかして実の娘に発情してんのか?きっもちわる!


 「どう。僕の側室(性奴隷)にな「断る」」

 「「…」」

 「冗談はよ「邪魔」」

 「なにをいっ「しつこい」」

 「どういう意「キモイ」」

 「「…」」


 どうしてこの俺がガチのパパ活しないといけないんだよ。ていうかさっきまで成り行きを見守ってた冒険者やギルド職員がめっちゃ笑いこらえてるじゃん。お、勇者さんがトマトになった。真っ赤だなー

 

 「どうやら君にはしつけが必要なようだ。」


 勇者さんは次の瞬間剣をぬいた。


 「クラノス様!ギルド内での戦闘行為等は禁止されています。」

 

 ギルド職員の女性が叫ぶが勇者の耳には届かなかったようだ。


 クラノスって名前なのか。へーー


 「おいクラノス!何をする気だ。」

 「うるさい!お前は黙ってみていろ。」

 「お前…そこまで堕ち「【衝撃波】!」」

 「「「ぐはっ!」」」

 「弱者ははそこで見ていろ。」


 可哀想に。逆らわなかったらよかったのに。


 「さあ、次はお前の番だ。【剛撃】!」

 

 ほい、【時間停止(タイムストップ)


 時間が停止する。今まで動いていてものがすべて固まり、動かなくなる。


 すごいな!結構使える。

まずミッションはこの3つだ。まず一つ、クラノスを圧倒的な力で倒す、

二つクラノスなんぞ眼中にないアピール、最後はクラノスに吹き飛ばされた者に治癒魔法を打つ、て感じかな。

 


  「【治癒魔法:完全回復(パーフェクトヒール)】」


 次の瞬間、吹き飛ばされた者たちの傷がなくなる。


  「で、つぎはクラノスを軽くひっぱたくか。ふん!」


 これでクラノスは時間停止をを解いた瞬間に後方に吹き飛ぶだろう。

どうせなら武器も粉々にしとくか。デコピン一発で十分か。ほい。よし!準備は整った。



       「【時間停止:解除】」


  

     ビュン ドゴン

 「ぅぐへ!ぐはっはぁはぁうっうえぇぇぇげはっげほっはぁはぶふっ」

 

 よしきれいに吹っ飛んだな。後は職員さんに話しかけるだけだ。


 「冒険者登録しに来た。」

 「はい、わかりました。冒険者登録ですね。それではこちらに来てください。」

 「ん。」

 

 そうしてきたところは、ただの執務室だった。

部屋の真ん中にある机を挟んで職員さんの目の前に主人公は座る。

 

 「では、これから質問をしますので正直に答えて下さい。」



 



 

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