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第2話

 

 「俺の願いは九つある。」

 「遠慮はするな、、それくらいかなえなければ贖罪にはならんだろう。」

 

 いわれなくても遠慮はしませんて、おれ(被害者)お前(加害者)の仲だろ。


 「一つ!俺を二次元の美少女たちが存在する剣と魔法とスキルの世界に()()()として転生させてくれ!」


 (思春期の中学生)なら異世界転生だろ?


 「び、美少女として?」

 「あぁ、美少女として!」

 「…」

 「…」


 あれ?俺なんか間違えたこと言った?男なら誰しもが抱いた夢だろ?だって、女風呂にに堂々と入れるんだぞ?見た目が子供の頃は触り放題だぞ?何異常者を見る目をしてんだ?まあいい、、どれだけ白い目で見られようと我は我の道を進むまでよ!


 「二つ!俺のクラスメイトを全員俺とを同じ世界に転生させてくれ!」

 「あぁ、承った。」

 「そしてこれが最後、、お前が俺に吸収されろ!」

 フフフ、男ならだれでも思い浮かべていた夢、そう、(圧倒的な存在)になる!


 「・・・少し確認させてくれ。それはお前に私が力として吸収される、という認識で正しいだろうか」

 「そうだ」


 わぁ、俺の悪役感半端なくね?てか、調子に乗ってしまった気もするが行ってしまったのは仕方がない


 「・・・それがあなたの願いなら私は受け入れよう。」


 なんてお人よしなのだろう?少し胸がいったんできたぞ?まさかこれは新手の精神攻撃か!なんて卑劣な!


 「実行中はあなたの意識が一時的になくなるが安心してくれ、、人の魂が最上位神の魂に進化するためのものだ。。神になれば自分で転生できるだろう。説明は終わりだ。今から始めよう。」

 「始めてくれ」


 おっと,すこしねむくなってきた。このまま寝ればいいはずだ。読者の皆さんおやすみー


 「進化の儀式が始まったか」


 少年が意識を手放してから数分。もう神の体は透け始めている。薄れゆく意識の中で神は目の前の少年が道を踏み間違えることがないように、とひたすら祈っていた。


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目が覚めるとそこにはもう神の姿はなかった。


 これは俺はもう神様になったということか。おっしゃぁ!異世界無双してやるぜ!

 それにしても、あの夢は何なのだろう。たぶん神の記憶だろうがすごい壮大だった。俺が行く世界の常識や言語も習得できたしいいことずくめだったが、手に入ったものの中には神の他人との記憶がなく壮大といっても事実だけしか頭に残っていない。本当にあれは何なのだろう。


 少年は誰もいない部屋でこぶしを突き出しながら首をひねるというというシュールな絵面になっていることに気づかない。

 

 「この下種が!」


 うわ!びっくりした。てか誰やねんこいつ。


 そこに立っていたのは金髪に金の瞳、すらっとしたモデル体型に整った顔を持つ美女だ。こちらを睨む目はとても鋭くまるでこちらを射殺そうとしているようにも見える。


そもそも初対面の相手に向かって「下種」とかふつうは言わないぞ。まあここは俺が大人の対応を。


 「あの、あなたは誰なのですか?ちなみに私の名前は三浦孝介です」

 「これから死にゆくものに話す名はない!全能神様を殺した罪はお前の命で償わせてやろう。おとなしく死ね!」


 フフフ、殺すとかいちゃって。いちよう俺は全能神の力を持っているからな。あんな細い腕で殺されることはまずないだろう。


 「【神武解放(しんぶかいほう)】!」


 そう彼女が言った瞬間に彼女の右手に雷をまとった槍が現れた。俺は本能的に理解した。あの槍は危険だと。


 次の瞬間、俺の首が吹っ飛んでいた、ということはなかった。確かに彼女が走り出したことは間違っていないが、遅すぎる。


 なんだこれは?まるでスローモーション撮影を見ているかのようだ。まあいい、思考する時間はたっぷりある。まずこの状況だ。これは「スキル」によるものだろう。どのスキルかどうかはわからないがスキルだということだけはわかる。とりあえず彼女をどうにかしなければいけないだろう。よし、いい機会だ。魔法の練習をしよう。やり方は確か頭の中に出したい魔法をイメージして身体からイメージしたものをひねり出すような感覚らしい。厳密には少し違うが大体こんな感じだ。。よしやってみよう、頭の中に思い浮かべるのは何の属性も付与していない純粋な魔力だけでできた魔力弾だ。これで相手に衝撃を与えてひるませてみよう。発射!


 次の瞬間、彼女の腹部には直径15㎝程度の穴ができていた。穴から思い出したかのようにずり落ちる臓物、飛び散る鮮血、前のめりに倒れる彼女の体、彼女の口からあふれる断末魔、それらすべてを見ていた。スキルによって生み出された時間の中で彼女がもがく姿を、彼女が力尽きる姿を、体をピクピクと痙攣させる姿をすべて見ていた。次に襲ってくるのは吐き気、だが出すものは何もなく嗚咽音だけがこの世界に響いている。

 「う、うェ」

 苦しい苦しい苦しい、気持ち悪い気持ち悪い。

 「【魂書き換え:自身の種族に似たものを殺した場合の精神状態の変化数値を0に】!」


 苦し紛れにやった魂の書き換えは成功したようだ。そのおかげでさっきまで感じていた吐き気がなくなった。神様パワーさまさまだ。


 「ほかの敵は…来てないか」


 よし、転生した場合の設定とかをするか。えーとまず性別は女、種族は人 転生場所はランダム、年は生まれた瞬間、能力はそのまま、まあこれぐらいでいいだろう。

確かクラスのみんなは年以外はランダムらしい。見た目では判断できなさそうだ。準備は整った。



                 「【転生】!」


 


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