第8話
-ザシュ―
『レベルが上がりました』
-ザシュー
「ぐはっ…ふん」
-ザシュー
-ザシュ―
-ザシュー
-ザシュー
-ザシュー
「これはヤバイ。」
何がって?痛いんだよ物凄く!当たり前のこと言うなって?ふざけんじゃねーぞ!
こちとら戦闘なんか小学生時代に爪のひっかきあいしかしたことねーんだよ!
安全なとこでのほほんと暮らしてたの!
あと3匹か、やっとここまで来た、服もボロボロになっちまった。
「死ね、ゴブリン!」
主人公の大ぶりな一撃がゴブリンの首を断つ、ことはなかった。
ーガキンー
「は?」
次の瞬間、ゴブリンの拳が主人公を穿つ。
そのまま10mほど吹き飛ばされ木にぶつかり静止する。
「がはっ、ぐへぇ、はぁはぁはぁ」
何だあれ、普通のゴブリンじゃねえぞ。
「もう一発!」
-ガキン―
クソ!やっぱとおらないか。
ゴブリンの拳が繰り出される。
主人公は身をひねり回避を試みるがその行為はダメージを少し軽減させることしかできなかった。
あぁ、痛い、痛すぎる。本音を言えばすぐにでも回復魔法を使いたいが
使うには2秒の硬直時間が必要となる。
今でさえも回避するだけで精一杯なのに。なんかないのかよ!
忘れてた!魂喰らいあったじゃん。
俺はすぐにステータスボードを開いた。
名前 シア(変更可能) 年 12歳
種族 人間(超越者:隠蔽中)
ジョブ なし
状態 封印
ステータス レベル[13]
HP 43/780 MP 660/660
腕力 540 体力 600 俊敏 790
知力 450 魔力 330 器用 770
スキル
中級剣技[1]中級刀技[1]空間収納[1]中級短刀術[2]探知[5]
魂喰らい[MAX](解放可能)
魔法適性
全属性
使用可能魔法
全最上位魔法 原初魔法
称号
なし
よし、魂喰らいが解放できる!
「【魂喰らい:解放】」
『魂喰らいが解放されました』
『中級棍棒術を取得しました』
『魂レベルが解禁されました』
『魂レベルが上がりました』
『自動回復(小)を取得しました』
『初級棍棒術が中級棍棒術に吸収されました』
『鑑定を取得しました』
『腕力強化を取得しました』
『腕力強化を統合しました』
『魂レベルが上がりました』
『魂レベルが上がりました』
『魂レベルが上がりました』
『魂レベルが上がりました』
『魂レベルが上がりました』
『魂レベルが上がりました』
『魂レベルが上がりました』
『魂レベルが上がりました』
よし、完璧だ。後はポイントを割り振るだけだ。
名前 シア(変更可能) 年 12歳
種族 人間(超越者:隠蔽中)
ジョブ なし
状態 封印
ステータス レベル[13] 魂レベル[10]
HP 47/780 MP 660/660
腕力 540 体力 600 俊敏 790
知力 450 魔力 330 器用 770
ステータスポイント 850
スキル
中級剣技[1]中級刀技[1]空間収納[1]中級短刀術[2]探知[5]
魂喰らい[MAX]中級棍棒術[2]自動回復(小)腕力強化[2]鑑定[1]
スキルポイント 290 取得可能スキル▽
魔法適性
全属性
使用可能魔法
全最上位魔法 原初魔法
称号
なし
まず腕力に500、俊敏に350、今回はいま持っているスキルを強化するより
新しいものを手に入れた方がいいいだろう。
「ぐはっ」
クソ!よけそこなった!時間はねえ。なんか取得できるスキルはないの・・・
「クっクフフフフフフ」
「GRU?GRAAAAAA!」
おっと笑みがこぼれてしまった。とりあえず取得するか、選択っと。
-ゴテンー
こちらを襲い掛かってきたゴブリンの腕がずり落ちる。
「GURAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA」
腕を落とされたゴブリンは怒りに任せ拳を主人公に突き出す。
主人公はゴブリンの拳を正面から受け止め粉砕した。
「このスキルいいねェ。」
主人公が手にしたスキルの名は傲慢。大罪の名を冠したスキル、
このスキルの能力はHPが1減るごとに全てのステータスが2ずつ増える。
つまり今の主人公のステータスは、
全項目1500オーバー
「さぁ 蹂躙の始まりだ。」




