表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
誰もいない教室。  作者: 小鹿
壱の巻
9/11

8時間目

本音と建前。人は嘘とともに生きている。その嘘の刃がどれほど人を傷つけるかも知らないで。


真実と偽りのそんな話。


─────


「やはり、君は凄いね。」

「また、嘘ついて。そんなこと思ってないでしょ?」彼の言葉に、薄らとした笑みを浮かべ言葉を返す。


「本当だって、僕は人を褒める時は嘘を付かないんだ。」優しさを顔に貼り付け笑う彼。


その言葉が嘘だということに彼は気づいてくれるのだろうか。


『嘘と本音のパラドクス。』


─────


ただの50の音から生まれる言葉。されどその真意を測るのは困難を究める。人の心を読むことなど──。

少し分かりにくいと思うので補足です。


彼が「僕は人を褒める時は嘘をつかない」と言っています。しかし、この言葉は人を褒めるものではありません。つまり、この言葉自体が嘘となりパラドクスが生じています。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ