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誰もいない教室。  作者: 小鹿
壱の巻
4/11

3時間目

私に与えられた世界は広すぎる。この世界の住人は一人だけなのだから。


闇世に浮かぶ白い月。それが今の私なのだろう。孤独の中に溺れる術すら持っていない。


与えられるもの、持ち合わせるもの。

今日はそんな話をしよう。


─────


「人としての器は大きい方が良い。」いい言葉だ。本当に言わなくていい言葉だと思っている。器を大きく大きくした僕は、自らに注がれた期待の重さで動くことが出来ないのだから。


『器の大きさの話。』


─────


与えられるもの。それは本人の意志にそぐわない。不必要なものを配られ続ける。それは、水を貰う花のよう。根腐れを伝えることは出来ず、ただ枯れていく。

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