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誰もいない教室。  作者: 小鹿
壱の巻
3/11

2時間目

鮮やかな雨が窓の外を染め上げる。『虹雨』、色彩の暴力とも言われるその雨は、何を伝えようとしているのだろうか。


自らを自由に表現するその雨に、私の心も打たれていた。


誰もいない教室で、教室も声で文字を唄う。


─────


心の中にいる、もう1人の私。彼は自由に想いを伝える。彼は自由に行動しようとする。彼は自由気ままに生きている。「でも、現実の私は…。」その考えが私の頬に一縷の流れを生み出した。


『心に住まう少年の話。』


─────


紡ぎ終えると虹雨は止んでいた。窓の外には彼が七色に表現した世界が広がっていた。何者にも囚われぬ「自由」を遺し、彼の姿は消えている。その美しさに私の心は揺れ動く。

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