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プロローグ
皆さん、こんにちは。小鹿です。昔々のそのまた昔あたりに、なろうの方で書かせてもらっていましたが、多忙のために中断していました。生活の方も落ち着いて来たので、また少しずつ文字を紡いで行きたいと思います。
今回は、長文ではなく、短編集という形で挑戦していきます。温かく見守って頂ければ幸いです。
今作は、とある国語教員のお話です。
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▼プロローグ
静寂を歩く。
響き渡る足音は、自らの存在を表すかのよう。
部屋に入る。
均等に並べられた机がここが教室だと伝える。
教壇に立つ。
誰もいないその場所で静かに私は口を開いた。