対サンダードラゴン
「おらぁぁぁぁ!」
俺は再びサンダードラゴンに向かって飛び上がる
シファが作った風にのり一気にサンダードラゴンの真ん前まで行く
「業火灰刃!」
顎にヒット、これなら効くだろ!
しかし体勢を崩したサンダードラゴンの翼に捲き込まれる
「優!」
「いいからやれ!」
「……分かった!疾風!」
「うん!」
「「桜大樹!」」
サンダードラゴンと一緒に落下する俺はミユにそのままやるように指示
「さぁ!今よ」
下ではエルフ達が魔法・魔術を放ち、ミユの薙刀に魔力が集まる
「散桜麗美!」
一気に魔力を束ねる…………が
俺は落下しながら見た
「駄目だ…形が維持出来てない!」
多方向からの質・量の違う魔力をミユはまとめられてない
「あかん………!」
「やれやれ、やはりこれが人間エルフの差よ」
ミユより上空にいるのは…
「村長!?」
「なんでここにおるねん?」
「そんな雑な魔力のまとめ方を見せられては黙って見過ごせん。ワシが整えてやるからお前はまとめるのに集中せい」
「……あんがと!村長!」
村長が魔力を一定に整え、ミユがまとめる
「こんどこそ!散桜麗美!」
ギャァァァァァァァァァァァ!
サンダードラゴンが雷の壁を作る
「ムダやぁぁ!」
勢いを殺せずそのままサンダードラゴンを斬り裂く
斬り裂かれたサンダードラゴンと一緒に落下しながら俺はサンダードラゴンの声を聞いた
(お前が……優……か?)
「サンダードラゴン!誰がお前を操ってるんだ!」
(分からん……ただ…お前を殺…せと……)
「俺を…殺す?」
(ドラゴン渓谷に…行け………ゴットドラゴン……に会え…)
「ドラゴン渓谷?ゴットドラゴン?」
そのままサンダードラゴンから返事はなかった
俺は地面に着地する
続けてミユも着地する
「サンダードラゴンは何か言っとったか?」
「ああ…」
「優くん!ミユちゃん!」
「シファ、やったぜ!」
「……ええ!」
「「「やったーーー!」」」
こうしてエルフ村の危機を救うことが出来た…
「…………悪かった、ワシらが勝手に長い間人間を嫌っていた」
「村長、気にすんな。今日からまたスタートしようぜ」
「そうだな……さぁ!皆の衆!今宵は飲んで歌って楽しもう!」
「「「「「ウォーーー!!」」」」」
俺達は村に帰って宴会をしていた
「おい!」
「んっ?あぁお前か…」
俺を呼び止めたのは牢屋で叫んでたエルフ
「どうした?何か用か?」
「……俺は認めんからな!絶対エルフは人間より格上の種族だ!」
「そうだねー、お前は凄いねー」
「だっだからな!仕方なく、仕方なくだぞ!お前が困った時は助けてやる!」
……なにこいつ?
「ぷっくくく……」
「笑うな!」
「………雷で腰抜かしてた奴がよく言うな」
「あっあれはビックリしただけだ!」
「俺が困った時は助けてくれるのか……ならお前が困った時は俺が仕方なーく助けてやろう」
「上等だ!先にお前が助けを呼ぶのを待ってるからな」
「………そうだな…俺が先に頼むかもな…」
「じゃあな!俺はドラゴンの肉を食わないといけないからな!」
「残ってるといいな…」
「えっ………じゃっ、じゃあ!」
そういってエルフは走って行く
「ほら、お肉取ってるわよ」
「ありがと」
「面白い奴やったな♪」
「ガツガツ」
「ムシャムシャ」
「銀と白は一度肉の食べる口を止めろ!」
「ガ……ツガツ」
「ム……シャムシャ」
「「「………………」」」
「さっさあ、今日は皆疲れてるんだし!早く食べて早く寝ましょう」
「そうだな……」
「んじゃまたな」
「私はもう少しこの村に残るから…頑張ってね」
「ああ」
「んじゃまた会おーなー!」
「バイバーイ!」
子供達にも見送られ俺達はドラゴン渓谷に向かう




