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対ストームドラゴン




グルルルル


銀は複数の魔物相手に苦戦していた

魔術が弱まり普段の半分程度の力しか出せず、徐々に銀の毛並みにも血が滲んできた


「銀!無事か!?」

「優か……なんでお前が来た?」

「へっ?」

「森では魔術が使えんだろう?」

「……………あ!」

「はぁ、使えん」

「いや!助けに来てその反応は酷くないか!」

「銀ちゃん!大丈夫!?」

「ルナ?」

「優、ここは我々に任せろ!向こうから凄い魔力を感じる」

「ストーンドラゴンだ、今ミユと白が耐えてる…森で爆発があったけど、それは?」

「解決したぜ!行きな!」

「さぁ、ラガン!アシュ!ヒスイ!私は銀ちゃんの治療するから、ここから先には一匹も通しちゃ駄目よ!」

「「「はい!」」」

「ふーん、良い名前だな、任せたぜ!」


優はミユ達のもとに急ぐ








「ミユ、白!」

「優!戻ったんか!向こうは?」

「ルナ達に任せた、こっちはあとストーンドラゴンだけか?」

「そうなのじゃが、あやつは硬いぞ!ミユの攻撃でも傷一つつかんのじゃ」


ギャャャァァァァァァァァァァ!


地面に亀裂が入る

更に、ストーンドラゴンが翼を振ると数個の岩が飛んでくる


「っち!厄介だな!白衣炎流!」

「飛んでくる岩はうちが何とかするで!優はストーンドラゴンに集中せい!」

「おぅ!」


俺は真っ直ぐストーンドラゴンに突っ込む


「業火灰刃!」


キインッ!


「弾かれた!?」


全力で振ったため、隙が出来る

その隙でストーンドラゴンは尻尾を振りモロに喰らう


「ぐっ……」

「大丈夫か?優」

「だっ大丈夫だって!」

「どうするのじゃ?業火灰刃より凄い魔術はあるのかの?」

「……ある、けどここじゃ駄目だ」

「どうしてや?」

「村に被害が出る、もう少し離れないと」

「ならうちが惹き付ける、白は優を乗せて先回りしてや」

「良いのか?」

「それしかないやろ、それに優を信じとるで」

「優、乗るのじゃ」

「ああ、頼むぞ!」



白と優は先に行く


「桜風・一本桜!」


魔術は効果は無いがストーンドラゴンの気を引くことは出来る


「こっちや!」

ギャャャァァァァァァァァァ!


更に魔術を放ちつつミユは作戦場所に移る







「白、ミユが来て俺が魔術を発動させたらミユを連れて直ぐに離れろよ」

「そこまでの威力なのかの?」

「俺も本気で撃つのは初めてだ、正直被害半径がこれだけあっても足りないかもしれない」

「よいのか?そんなに言われては期待してしまうのじゃ」

「期待しててくれ」


俺は笑顔で白を見る


「……ミユが来たみたいじゃ」

「よし………」

「連れて来たで!」

ギャャャァァァァァァァァァ!


「白炎の舞……………」


優を中心に高濃度の魔力が放出される


「ミユ!」

「白って!おぉ!なんやねん!」

「逃げるのじゃ~」


白はミユを無理矢理乗せて走る

後ろからは優から放出されている魔力が…この魔力が届く範囲が優の攻撃範囲と考えて良い


ギャャャァァァァァァァァァァァァァ!


ストーンドラゴンも危険を感じ逃げる


「白炎の舞・絶!」


優の投げた太刀がストーンドラゴンに刺さる

その瞬間、優が放出していた魔力が白い炎となりストーンドラゴンに集まる

魔術・魔法が効果無い筈のドラゴンが炎に飲まれ消滅していく

次の瞬間………………




ギャラャャャァァァァァァァァァ……ァァ…




ストーンドラゴンを中心に爆発が起こる

その爆発は森の入り口にまで及んだ



「これが…優の本気?」

「人間……いや魔獣でもありえんのじゃ」

「おい!なんだこの出鱈目な魔力は!?」

「銀……優や、優がやった」

「なんだと!?」


目の前には優の魔術に、より抉られた地面から煙が出ている





「はあ、はぁ、はぁ、やったか?」

(お前か……我を止めてくれたこと……礼を言………う)

「っ!?誰だ!」

(お主の魔術……素晴らしかった……あれだけの魔術…百数年生きて初めてだ)

「ストーンドラゴンか!止めてくれたってどうゆうことだ!」

(何者かに…操られていた………他にも同族が…)

「フレイムドラゴンとオーロラドラゴンか!?」

(我等を操れるほどの術者だ……しかし…頼む……同族を救ってくれ!……)


空からストーンドラゴンの破片が落ちる


「おい!ストーンドラゴン!まだ聞きたいことが!」


返事はない……


「ちくしょう!返事しろ!……そうだ!光の神!!」


頭上が光る


「優………」

「ドラゴンを操っていたのも闇の神の仕業なのか!」

「私も全能の神ではありません、しかし……」

「なんだ!」

「闇の神もまた、全能の神ではありません……国一つ操りながら神に最も近い生き物であるドラゴンを操ることなど出来ないと思います」

「なら……他の神なのか!」

「それはありえません、火の神、水の神はそれぞれ人間と契約を交わし、風の神は……」

「風の神がどうした?」

「いや……この真剣な場面でこれを言うのはちょっと…」

「言ってくれ」

「風の神は……引きこもりです……はい」


引きこもり………?


「はぁ!!」

「すいません、すいません!誰とも関わりたくないと神殿から出てこないのです」

「………はぁ…なら犯人は分からずか…悪かったな急に呼んで」

「いえ、お気になさらないで下さい」

「そういえば光の神は契約しないのか?」

「契約すればその人の近くから離れられなくなりますから……今は駄目です」

「そっか……じゃ!ありがとな!」

「はいっ!」


光の神が消える


「よし!戻るか!」


太刀を拾い、村に戻る……








「優!大丈夫やったんか!」

「ミユ……見ての通り元気だよ」

「そうか……良かったぁ」

「ミユったら優が心配でずっとソワソワしてたんだから」

「えっ?」

「あーーーー!何でもないで、なんでも」

「???」


よくわからんが追及する理由もないか


「それより!」

「ドラゴンの肉はどうしたのじゃ!」


銀と白に言われて思い出す


「ふっふっふ!ちゃんと持ってきているさ!!」

「「おーー!」」


俺は肉の塊を出す


「木っ端微塵にしたから肉もないかなぁって思ってたら偶然この塊を見つけてさ!」


しっかり骨は埋めて来たからな、これくらいは許されるはず……だよな?」

「なら料理は私に任せなさい!ヒスイ!手伝って!」

「了解しました」

「うちも手伝うで!」

「なら俺達は村の人達を集めるぞ!えーと

「ラガンだ」「アシュですよ」

「ラガンとアシュは会場の用意だ!」

「「任せろ」」






「優殿、ありがとうございます!」

「村長さん、もういいから今日は楽しもうぜ!」

「この礼はいつか返すからな!」

「ディア……それは両手に抱えている肉を置いてから言え」

「こっこれは俺のだけじゃないぞ!」

「はいはい」

「ねぇ優…」

「ルナか………皆は集まったか?」

「あとはあんただけ…」

「そうか、なら村長!今日は楽しんでくれ」






「それでルナを襲った奴は?」

「すまない、全員殺してしまった」

「急に襲われたんだ仕方ない…」

「ルナはどーすん?」

「誰がこんなことするのかは突き止めたいわ、だからもう少し一緒にいても良いかしら?」

「なら、次はどこいく?」

「東の方で魔物の被害があったって村長が言ってた」

「東………もしかしてフラス村?」

「そうそう!その村!なんか知ってるのか?」

「医療において最高峰の村よ!一度行って見たかったの!」

「俺もミユも少しは治療魔法使えるからな…ならフラス村にいくか!………よし行き先は決まったし、飯食うか!」

「やったー!ヒスイ、ラガン、アシュ!行くわよぉ!」

「あっ待ってください!」






「ミユ、もう一つドラゴンについて話がある」

「なんや?」


俺はストーンドラゴンのことを話した


「ドラゴンを操る?そんなこと出来るんか?」

「無理だろう?ドラゴンは数千年生きる最強の魔物だぞ?」

「そうじゃ、それを操るなんて…」

「考えても仕方がない……話はこれで終わり!さぁ!食いに行こうぜ!」

「ドラゴンの肉食うで!」

「あっ待て!」

「待つのじゃー」

「おー言えばディアの奴が肉を大量に持ってたなぁ」

「「「!!!コロス!!」」」



ディア…御愁傷様♪









次の日


「んじゃなー………おー、ディア!どうしその傷?」

「お前…知ってて言ってるだろ」

「ナンノコトデショー?」

「覚えてろよ!」

「ああ!覚えとく!またな!」


俺達は東へ向かう





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