フラグ
「おそーい!」
ルナは村の近くで待っていてくれた
銀の毛に顔を埋めながら
「何やってんだよ、ルナ」
「モフモフ~、この子いいわぁ、ねぇちょうだい!」
「「ダメ」」
「いけず~、旅の間はこのモフモフは譲らないわよ」
「銀に聞いてくれ……」
「ああそう言えば魔獣だったわね!銀ちゃん、いいよね!」
「……好きにしろ」
「きゃー!やった!………ところで後ろの三人は誰?」
「あー護衛の人達、影でコソコソするなって言っておいたから」
「城では見たことない顔だけど……よろしくね!」
「………はい」
「んじゃ村に行きますか……あっ銀と白はどうする?」
銀と白が本来入る剣はコールが……
「ふむ、なら」
「こうするの」
ポンッ!
煙が晴れると………犬?
「これならいいだろ」
「えっ!?銀?」
「サイズ変更やか出来たんかい!?」
「ケシヤ山で習得したのじゃ」
お前らケシヤ山で何学んでんだよ!
「モフモフーー!」
ルナが飛び込んでいく
「よし、なら改めて行くぞ」
村
「酷いな……」
村には怪我人が沢山いた
「おお、旅の方か……私はこのカラリア村の村長である、どうかどうかお助け下さい」
村長と語る老人も腕に布を巻いている
「ええ、そのつもりです」
「ありがとうございます、ありがとうございます」
何度も頭を下げる村長……
「ミユは怪我人を頼む」
「よっしゃ!なら」
「私も行くわ、治療魔法使えるもの」
「私も行きましょう」
「お前……」
「人の役に立つのも良かろう」
「へっ、終わってから言え」
「なら、行くで!おーい、動けるもんはお湯と綺麗な布を用意せー、あと怪我人は屋根のある所に集めてやー」
「銀、白もルナを頼む」
怪我人はあの三人と二匹に任せて
「村長、魔物が現れる所に案内をお願いします。一人で構いません」
「なら、息子を………おい!ディア!」
向こうから若者が走ってくる
「なんだ?親父」
「この冒険者を魔物の現れる場所へ案内しろ」
「…………信頼できるのか?」
俺達を疑う……まぁ俺も17歳だけどこの世界の人からだと子供に見られるんだよな…
「デュエス国王からの手紙です」
「…………Sランク!?」
「親父?」
「ディア、この優はSランクの冒険者だ、国王の判もある信頼してよいだろ」
「そうか、なら着いてこい」
「あんたらも行くぞ」
「人のための仕事か……」
「楽しみですね」
「そっちの大柄のあんたはこいつを乗せろ、怪我人の方に応援行くから速い方がいい」
「了解、すまねぇな、あんちゃん」
そう言ってディアを背負う
「うおっ!………とりあえず目の前の森を抜ける、そうすると荒れ地にでるから案内はそこからだ」
「行くぞ」
森を抜けだ場所
「そこを右」
「左」
「直進だ」
「ややこしいな…」
「地元の人間でも迷う道だ、それにこの先は荒野だから行く奴もおらん」
「へぇー」
「そこを抜けた所だ、気をつけろ」
俺達は高い岩山に飛び乗る
「凄い数ですね……」
「あぁ、どんだけいるんだ?」
「分かるのか、お前ら?」
「職業柄、気配を感じるのには馴れている」
「なら、気配を消すのは?」
「出来ますが?」
俺は足元に線を引く
「ここから先は俺のレベルだと感知される、だからお前らで行けるところまで行って魔物の数や種類を出来るだけ調べてくれ」
「分かった」
二人は岩山を降り、魔物へ近づいていく
「どう思いますか?」
「自分が感知されるギリギリを見極めるか……俺には出来ん技だ」
「そうですね……あの岩山で止まりましょう」
二人は岩山に乗る
「数は……数百、種類はゴーレム中心に荒れ地に生息する奴が多いな」
「しかし、殺気立ってますね……」
「あぁ、戻るぞ、これ以上は近づけん」
「数百の魔物……ね、種類は?」
「荒れ地に生息する奴が多ですね、ゴーレムとドラグーン、他にも……」
「なるほど……」
「何か気になるのか?」
「数百の魔物となると、まとめ役がいるはずだ」
「そうですね」
「考えても仕方がない、村に戻るぞ」
村
「ミユ!そっちはどうだ?」
「おっ、おかえり~、こっちは大方終わったで」
「そうか、お疲れさん」
「っで?そっちは?」
「全員で一回集まろう、ディア、何処か話せる場所を」
「なら、俺の家に来い」
村長の家
「っで調べてもらった所、荒れ地に生息する魔物を中心に数百、俺は奴らをまとめる魔獣か、強力な魔物がいると思ってる」
「荒れ地にすむ魔物ならウロボロスか、あとサバナフィッシュだな…」
「優、うちは多分あいつやないかと思うで」
「それはフラグって言うんだ……まぁ俺もそう思う」
「荒れ地に生息するなら……」
「「ストーンドラゴン」」
「「ジュルリ…」」
「いや!待てって!この犬、よだれ垂らしたぞ!?」
カブッ、ガプッ
銀と白が足をかじる
「痛ってぇぇぇ!?」
「犬ではない、狼じゃ!」
「分かった!分かったから離せ!離して下さい!」
「あれだけの数だが、この村に直接的な被害は無いのはどうしてだ?」
「それは、あの森の木だ…あの木の花粉を魔物は嫌うらしい」
「あー、それで攻めきれないで殺気立ってたのか」
「なら、銀と白は?」
「何ともないが?」
「魔獣には効果はないか……」
と……いうことは向こうに魔獣はいない
「なら、明日の朝に強襲するか」
「作戦は、どーすんや?」
「魔物の周りを囲むように炎を張る、後は中に入って強襲」
「誰が行くんだ?」
「俺とミユと白」
「私達は?」
「そろそろ追手が来てもおかしくないし、銀の探知範囲は人間とは比べ物にならないからいた方がいいし、俺らが暴れて魔物が村に来るかもしれないからな」
「やから、ルナの護衛頼むで」
「分かった、任されよう」
「よし!なら明日に備えて今日は休もう!」
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