火の神との出会い
見返していたらこの話が抜けていました
「なぁ、アユカどこ向かってんだ?」
「えっあーもうすぐ着くからさ!楽しみにしててよ」
「ふーん」
ここはグレネイシス王国………から離れた、魔法学校が課外授業で使う森………の奥地
「ほら!着いた!!」
目の前に広がるのは湖、太陽の光を反射しキラキラと輝いている
「すげー、よく見つけたな」
「偶然だよ、偶然!ほら、私って水の魔法使うからさ、水のありそうな所が分かるんだって!」(クラルくんと見るために探したとは言えないし…)
「でもホント凄いわ、……ってあれなんだ?」
「えっ?」
クラルの指差す方向には
「教会?かな」
「誰も使ってねぇんだろうな、壁もボロボロっぽい」
湖の向こう側にあるがここからでも建物が損害しているのが分かる
「行ってみるか!」
「えっ行くの!?なんか出るよ、お化けとか…」
「はいはい、行くぞ」
「あっ待ってよ~」
「近づくとまた……ひどいな」
「うん」
壁はボロボロ、中は蜘蛛の巣だらけ
「でも……なんか魔力みたいなの感じるな」
「魔力だけど…魔力じゃないみたいな」
「中入るか、気になるし」
「私も気になる!」
中には……
「この像…何かで見た気が」
「クラルくん、これ火の神様の像だよ!」
「あーそうそう授業で言ってた」
「ならここは火の神の神殿ってこと?」
「っ!?アユカ伏せろ!」
「えっ!?」
咄嗟に伏せるとアユカの頭があった場所に魔物
「ゴーレム、あとファンラビットも」
岩が形作っている魔物、ゴーレム
「囲まれてるぞ!」
クラルとアユカは背中合わせになる
「ウォーターアーチャー」
アユカの矢がファンラビットに向かう
ファンラビットは腕で凪ぎはらうが…
ギャャァァァァ!
「気をつけてね、それお湯だから」
二人が持っている武器はフレイムドラゴンの素材を使っている、その為無条件で火の魔法と合成される
「せぃや!」
クラルの剣が通った後には炎が残る
しかし、ゴーレムに傷をつけた程度
「残焔っ!」(ざんえん)
傷口から溶岩に変わる
やがて溶岩ばゴーレム全身を覆った
「ゴーレムは俺が!」
「なら私はファンラビットを!」
クラルとアユカは向かって来る魔物を倒していく
(くすくす)(くすくす)
「っ?アユカ、何か言ったか?」
「クラルくんじゃないの?」
(くすくす)(あははは)
「誰の声だ…」
「クラルくん、魔物達が…」
神殿にいた魔物達が一匹もいなくなっている
「どーなってんだよ!?」
「あそこ…」
神殿の奥に二匹の竜の像、その目がこちらを見ている様だった
(くすくす)(くすくす)
「こいつらだな、アユカー」
「はいはーい、ウォーターボール」
ぺちゃ…………ちゃぽん…
「「あっちぁぁぃぃ!!」」
竜の像が消えそこには少年と少女が
「子供?」
「なんで?」
熱さで転げ回っているのを見ながら二人は立ち尽くした
「…はぁはぁ熱っ!」
「ねぇ、それより自己紹介しなきゃ!」
「そうだな!俺達は!」
「火の神です♪」
「「………………………」」
「にいちゃん!めせんが痛いよ」
「めげるな!妹よ!もう一度だ!…俺達は!」
「火の神です♪」
クルクル回って二人でポーズをとる自称火の神
「いや、神様って言われても……」
「ねぇ」
「なんと言われようと!」
「神様なのです!」
「うん、分かった分かったから」
「神様なんだよねっ、信じるから」
「うぅ、にいちゃ~ん」
「諦めるな妹よ!俺達の力を見せればいいのだ!」
「おお!流石にいちゃん!」
「では、名を名乗れ!」
「えっとクラルだ」
「アユカだよ~」
すると二人はそれぞれクラルとアユカの剣と杖に触れる
「フレイムドラゴンか」
「これなら、同調しやすいね」
「ではクラル!」
「アユカさん」
「「我等を受け入れるか!!」」
「「はぁ…」」
ピカーーン!
神殿が光に包まれる
「…………あれ、あいつらは?」
「いない」
(いるだろ!俺達は)
(武器の中にいるのです!)
「見た目は変わってないけど…」
「私のも…」
(ならば!魔術を!)
(魔法を使ってください!)
試しに撃ってみる
「フレイムボール……」
「アクアボール…」
クラルの炎は更に大きく燃える、更に電気を帯びている
(これが火の神の半身、雷焔である俺の力)
「うぉっ!すげっ!」
対してアユカのは
「何にも出ない……」
(ちゃんと見てください!)
「えっ!あっ!」
「どうした!?」
「水蒸気だ!行くよクラルくん!ウォーターボール!」
「……………………ほんとだ!」
アユカの杖から出る白い煙、手をかざすと湿った
(私のも火の神の半身、空焔です)
「半身ずつなの?」
(はい、私はにいちゃんと2つで一つなんですよ)
ドドドドトドドドドドドトドド
いきなり地面が神殿が揺れる
「なんだ!?」
「地震?」
(それは俺達が神殿からこの武器に移ったから)
(神殿の守りが解けて壊れるんです)
「先に言え!アユカ!外へ出るぞ!」
クラルはアユカの手を握って走り出す
ガガガガガガガガガガ
「ふぅ危なかったな」
「クラルくん、あの……手…」
「あっ、ごっごめん」
(これが人間同士の)
(恋人って言うのですね!)
「えっあっ!」
「あっやべぇ日暮れだ!アユカ、寮の門限が!」
「そそそそそうだね!急がないと!」
クラル、アユカは火の神と仲間になり数ヵ月後に迫った戦いに備える…




