魔法と魔術
「コールさん!早く始めましょう!」
「そう、急かすな」
いやいや、待ちきれませんよ!今日は魔法の訓練なんですから!
「魔法っ!魔法っ!魔法~♪」
「……………上機嫌だな」
コールさんの冷たい視線も今の俺には通じないぜ♪
「まぁやる気は十分すぎるくらいだな、なら始めるか」
「はい!」
魔法だよ!魔法!俺、どんな感じになるんだろ
やっぱ格好良いよな~魔法
「では、優お前の魔法種族は?」
「………………………………………………えっ?」
なにそれ?
………………………………………………………………
「まずは、基礎知識からだな」
「はい↓」
そういえば、なんにも知らないな、本棚の本読んどけば良かった
コールさんの家には本が沢山置いてある、俺は一つも読んだことないけど
「では、基礎知識から始めるか」
こうしてお勉強会が始まった、生徒数1(俺)
「まず、魔法と魔術についてだ
魔法はファイヤ、ウォータ、ウィンドの3つからなる、魔法は魔力が少量でいいため王国の魔法学校に行けば大抵の人は使えるようになる
まぁ魔法学校に行くのは貴族ばかりだから、貴族は魔法を使えると言うことだ」
「どうして貴族だけ?」
「一番は金だな、最低でも三年は通う必要があるし、他にも魔法が使える貴族は何かと有利になる」
免許みたいなものか?
「では、魔術だがこれは誰かに学ぶものではない生まれつきだな
魔術にはフレイム、アクア、トルネードの3つがある
これらは魔法と変わらんが威力は20倍はある」
「魔法と魔術両方使える人もいるんですか?」
「いるぞ、魔術は魔力を大量に使うからな特に危険がないときは魔法を使う」
「あと魔法と魔術って三種類しかないんですか?この前コールさんファンラビット凍らせましたよね?」
「あれは例外だな、モンスターの中には魔術を使うものがいてな魔獣と言うんだが…そいつの技だ」
「魔獣?」
「見てもらった方が早い」
コールさんは剣を両手で持ち抜く、そしたら剣は二本に
「銀、白!」
コールさんの周りが光で包まれる、するとコールさんの横に銀と白の毛並みをした狼が
「こいつらはスノーウルフの魔獣だ」
「……………………」
美しい毛並みだ、俺はボーぜんもしていた
「小僧、お主も名乗らんか」
白い毛並みの方がしゃべった、そっか魔獣は喋れるんだったな
「優だ、えっとよろしく白さん?」
「白でよい、そんな堅苦しいのは嫌じゃ、こっちの銀色のは銀じゃ、こいつは無口じゃから気にするな」
「・・・・」
本当に喋らない
「まぁ俺は二人と契約を結んでいる、契約は魔獣と人が結んぶものだ
そして、普段はこの双剣になってもらってる」
「はぁ、なんとなく分かりましたが俺はまず魔法からやるんですか?」
「その前に魔法種族からだな、魔法種族はさっき言ったファイヤ、ウォータ、ウィンドだ」
コールさんはそう言ってポケットから木の板を取り出す
「これに持って、力を込めろ、集中力を集める感じだ」
「はい」
俺は集中して木の板を持つ
深呼吸して……………………………………
ドカーン!!!!
板が爆発しました☆
「やはり魔力が多すぎるか、優は魔術を使えるかもしれん
優!掌に集中力を集めろ」
「はい!」
すると………………
「うわっ!」
身体が燃えてる!
「熱っ!…………?くない?」
「お前の魔法だからな、しかも黒い炎?見たことがない」
そうら俺は黒い炎に身を包んでいた
「これは?」
「とりあえず、何かしてみろ、頭でイメージしろ
森へ打つなよ、山火事になる俺に打てばいい」
なら、簡単には前に見たファイヤーボールをイメージ……………
「行きます!黒炎弾!」
「ウォーターシールド」
俺の炎は水のカーテンに阻まれ鎮火
「まぁいいだろう、しんどくはないか」
「いえ?」
「相当な魔力がこもっていたが優は魔力が多いらしいな」
「どれくらいですか」
「ん?知りたいなら、魔力が尽きるまでさっきの打っていいぞ」
「いや、やめときます、黒炎弾!なんて叫んでしまいましたし」
「技名は自然と出るだろ?あれは頭でのイメージだな、そのまま使った方がいいぞ」
「そうなんですか!?」
決して、その日は後、簡単な魔術の説明を受けて帰えった
次の日から、俺の日課に魔術の訓練も加わった
ま「イヤー魔術、使えました!」
こ「訓練はおこたってはならんぞ」
白「そうじゃ、魔術は使いこなす迄が大変じゃからな」
ま「分かってます!一生懸命頑張ります!」
こ&白「「………張り切りすぎて燃やしそうだな(じゃな)」」
次回!
第八話「前の俺」
中間としてキャラクター紹介!
お楽しみに!