ミユVSモンチェ
「はぁぁぁぁ!」
「せやぁ!」
ぶつかり合う槍と薙刀
ぶつかる度に起こる爆発
しかし、二人は気にせず撃ち合う
「なかなかやるわね…」
「ふん、なら本気だしてくれへんか?」
「あら?気づいてた?」
「まさか、Sランクの冒険者がこの程度なんて思わんわぁ」
「………調子に乗らないことね、殺すわよ」
「うわぁ~、こーろーさーれーるー」
「ムカついたぁぁぁぁ!!!」
モンチェが飛び上がる
「メテオォォォォ!」
槍先に炎が凝縮される
「来た来た来た!これやこれ!桜嵐山!」
「そんな風で止まるわけないでしょ!」
砂塵を巻き込み昇っていく竜巻を貫いて落下する
ドーーーン
「…………いないっ!?」
「あの魔術は目眩ましやって、桜華乱舞!」
薙刀の周りに魔術を展開しながら斬りかかる
(このまま押しきるで!)
しかし、口元が笑っているモンチェ
「???」
「この程度の不意打ち考えてないとでも?」
「なに?」
薙刀が弾かれる
「魔術を体の周りに展開して纏う、これをコールに教えたのは誰だと思う?」
「はぁ?」
「これは元々私が落下する時に反動に耐えるために開発した物…それをあいつが改良したのがそれよ」
モンチェが炎を展開する
「あいつは高速移動と爆発によって攻撃するのが得意なの…でもね高速移動に体がついていけないのが弱点だったのよ」
「それであんたのを真似たんか」
「だからオリジナルに勝てるなんて思わないでね」
モンチェが槍をかまえ突く
ミユは防いだが槍先から炎が伸び襲いかかる
咄嗟のことでミユは下がる
「分かった?魔術のコントロールなら誰にも負けない」
「ふーん」
ミユは焼けた袖を見て薙刀を軽く振る
「大したことないなぁ」
「……なんですって?」
「確かにコントロールは上手いけど、それだけやろ?」
「口は達者ね」
襲いかかる槍と炎をミユは捌く
「……炎が!?」
「うちは術者から離れた魔力を扱えるんやで」
モンチェの管理下から離れた炎がミユの薙刀に集まる
「散桜麗美!」
ミユの一降りがモンチェの槍を弾く
モンチェの槍はそのまま後方へ……
「終わりやぁ!」
「甘いのよ!槍がなくても!」
モンチェの周りで展開されている炎が壁を作る
「ちっ…」
壁に阻まれている間にモンチェは槍を回収
「惜しかったわね」
モンチェの周りででは炎が凝縮されていく
「いやーいけると思たんやけどなぁ」
「まぁここまで追い込まれたのは初めてだし、最後の一発だから私の必殺技使ってあげる」
「必殺技って、大袈裟なんやない?」
「大袈裟なんて、だって人間に向けるの初めてだもの」
モンチェは飛び上がる
「メテオならさっき見たで」
「そう、でもあなた避けたじゃない?正面からは止めれないんでしょ?」
「……………」
「無言は肯定と受けとるわ、当たり前よ今まで止めた奴なんて魔物でもいないもの」
モンチェの炎が数を増しひとつひとつは大きくなる
「落星って二つ名はこれからつけられたのよ」
炎が凝縮され空が紅くなる
「レジェンドメテオ!」
刹那…音が止んだ
ミユに襲いかかる無数の炎の塊
この絶望の中、ミユは笑っていた
「これが……Sランク…コールもここにいた、ほんでうちもここに来た、…………………………最高や!強い奴と戦える!うちはまだ強くなれる、いや強くなってみせる!」
迫り来る炎をものともせず、ミユの周りには風が起こる
「覇王姫羅!」(はおうきら)
「何よ……あいつ…………」
炎の塊にミユは呑まれる…筈だった
しかし、ミユは炎の塊を斬り、風の魔術で包むことでその後の爆発を最小限に抑えている、しかも
「ひとつも地面に落ちないなんて!」
そう…数十の炎の塊をひとつも地面に落とさない
「桜姫なんてサツマも、もっともな名前をつけたものね、本当に舞ってるわ、皮肉にも私の炎は桜見たいじゃない」
ミユによって斬られた炎は爆炎を起こす
それは、ミユの風によりミユの周りを散っていく
「………でもここまでかしらね、残念だわ」
最後の一つをミユが斬る
ミユは空中のモンチェを睨む
「あとはモンチェだ…け……」
ドサッ
ミユは倒れた…
モンチェはゆっくりと降りてくる
「大したものだわ…もう十分じゃ…な……い…」
モンチェも膝をつく
「魔力の使いすぎ……ね…」
覇桜姫羅・・・ミユの纏いの強化版




