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新たな始まりの前に







ギルド


「これでよし、お主らをSランクに任命する」

「ホントに良いのか?」

「本来ならあんな大群を相手にするならギルド特別任務になっておるし、あれだけの働きを見せてくれたら十分じゃ」

「ええやん優、くれるゆーとんやけん貰えば」

「そうだな!」

「まぁ、異論のある奴等はそろそろ来るじゃろ」

「「えっ?」」



バタンッ!

「お前かぁ?Sランクになったて言う奴はぁ!」


ぞろぞろと冒険者がギルドに入ってくる

ほんと、ぞろぞろーぞろぞろー



って何人いるんだよ!あれだけだらけてた冒険者がこんな時だけ気合い入りやがって!


「ホッホッホ、なら勝負でもするか?もし勝てたら、お主らをSランクにしてやろう」

「上等だぁ!俺らはお前らみたいな餓鬼なんて一捻りだよぉ!」

「はぁ、サツマのおっちゃんこれ狙ってたろ…」

「優、さっさとやるでー」

「はいはい」








「ギルドって無駄に金使ってるよな…」

「何でこんな広い土地買ってんねん」


やって来たのはギルドの所有地


「本来は決闘場だったらしいの…今では使われることもないらしいの、まぁもう必要のない施設だの~」

「なら壊してもええな」

「勿論じゃ」

「何ごちゃごちゃ言ってんだ!さっさとしやがれ!」


はぁうるさいうるさい


「行くぞ、ミユ」

「ほいほい、行こか」





審判はニナの様だ、でも審判なんて必要なのかねぇ


「では初め!」


「死ねや餓鬼がぁぁぁぁぁ!」

「遅いってぇの」


何だよ、大口叩くから強いのかと思ったのに、ただ振り回してるだけか…


俺は太刀をサツマに投げる、それを見てミユも薙刀をサツマに投げる


「どーゆうつもりだ?」

「お前らに使う武器なんて無いんだよ」

「ふざけんなよぉ!死んで文句言うんじゃねぇぞ!」


斬りかかってくるが遅すぎる

向かってくる奴等を殴って蹴る

魔法を放たれても避けて倒す


「へいへい、それくらいでへばるなんて日頃どんだけ運動して無いんだぁ!」

「うるせぇ!」







「もう終わりか…」

「つまらんな~」


一人残らず気絶させた


「これでこやつらも少しは真面目に任務に取り組むじゃろう」

「それが狙いだったか…」

「ホッホッまぁよいじゃろ」

「せやせや、サツマのおっちゃん、今日は奢って貰うで!」

「なっなんじゃと!?」

「ならニナーお前も一緒に行こうぜ」

「はい、勿論!」

「よし!決まりー!」

「まっ待て、ワシの意見は?」

「「「却下!!」」」

「あんまりじゃーー!」










次の日


「行くのかの?」

「サツマのおっちゃん、相変わらず情報早いな」

「メシア村に寄るのか?」

「まぁー寄るな」

「そうか…村の者もお主らを待っておるからの」

「そうかい、なら行くよ」

「おう、ワシから言えるのは…行ってこい」



さぁ久しぶりの村の皆と会えるな

皆、元気にしてる……よな?






メシア村



「あー、優にいちゃんだーー!」

「ほんとだ!!優にいちゃんが帰ってきた!」


村に帰る前に村の外れで子供達が迎えてくれた


子供達に連れられてメシア村に着いた

門を通ろうとすると


「てめぇら何者だ?」


背中に当てられた剣先





「大層な挨拶だな、ブラッド」

「何だよ、バレてたか」

「当たり前だろ」


「あー、ブラッド!優にいちゃんに喧嘩売ったー、おじさん達呼んでくる」


また、賭けでもすんのかよ…しかも子供から情報を貰うって…


「あっ、おい!別に喧嘩売った訳じゃないって!」


ブラッドが子供達を追いかけるが


「きゃーっブラッドが追いかけて来る~!

「逃げろ逃げろー」


見事な鬼ごっこの風景

いやー和むわー


「久しぶりじゃねーか、優にミユ」

「おっ、ガルラやん!元気やったか?」

「お陰様でな、新しい村にも馴れてきたところだ。ところで今日はどうした?」

「あーそれも含めて話そうぜ、どっかあるか?」

「………あそこでいいか、来い案内する。おい!ブラッド!てめぇも来い!」

「はいっ!隊長!」


相変わらずブラッドはガルラ隊長に頭が上がらないようだ





俺たちはガルラに連れられて来たのはガルラの家、現在ガルラは村長の仕事も兼任している


「まぁ座ってくれ」


来客用らしい部屋で話す


「まず…お前らに学園はどうした?」

「あー卒業したよ、学園でやりたいことは全部した、これからは冒険者として活動しつつ力をつける」

「はぁ、結局お前達には冒険者が一番合ってたってことか…」

「そういうこっちゃ」

「ガンダミュウム王国には行くのか?」


グレネイシス王国が現在協力を要請しているが一向に進んでない…


「銀と白を迎えに行くために行きのは行くが…」

「?」

「強引に協力を頼むつもりはない」

「そうか…ならいいさ、でっ、いつ出発するんだ?」

「もう行くよ、ここには皆の様子を見にきただけだ」

「止めても行くか…村の皆もお前らが来るのを楽しみにしていたのにな」

「悪いな……」


ソファから立ち上がると



「おい、優」


沈黙を貫いていたブラッドが声をかける


「何だよ」

「もし……いや、今のお前の考えを当ててやろうか?」

「?」

「俺の責任で村の皆をこんなに苦労させてる、そんな俺に皆と会う資格はない…」

「!!!」

「何年一緒に修行したんだよ、お互い考えてることくらい分かるだろ」

「ブラッド…」

「だからなそんな考え止めろ!子供達を見たろ?…確かに最初は大変だったさ、でもな……お前の責任じゃ無いんだよ!お前が好き好んでこんなことはしないことは皆知ってる」

「……でも」

「そんな理由で皆に会わないなら俺が引きずってでもお前を皆の会わせるぞ!」

「………」

「聞かせろよ!お前は会いたいのか、会いたくないのか?」

「……………会ってもいいのか?」

「当たり前だろ!」

「ありがとう、ブラッド…」

「おぅ、気にすんな!」


「決まったみたいだな!さぁ準備だ!村の皆を集めるぞ!」

「了解です、隊長!」


ブラッドとガルラが出ていった後、俺はソファに座った


「良かったやんか、優」

「そーだな…」

「まぁ、ブラッドが止めんかったらうちが止めたからな」

「お前らには敵わねぇや」






その夜



「おい、ブラッド、シファさんは?」

「あぁ、なんか故郷の村が近いらしくて、そっちに行ったよ」


エルフの村か~行ってみたいな


「優~だからってブラッドのやろぉ元気無くてよ~そりゃぁ面白かったぜ!」

「おー、そーだったそーだった!そりゃぁ落ち込んでてな!」

「それ以上言うんじゃねぇ!」

「ちょっと、おじさん詳しく聞かせろよ!」

「おぉいいぜ、まずシファが出掛けた初日だが…」

「やーめーろー!」


村に響く笑い声は場所は変わっても全く変わることは無かった











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