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逃亡

「おい、村の様子変じゃないか?」


遠くから見た村は一つも灯りがなく、人の気配も無かった


「確かにな…ちょっと静かすぎやな」

「白、人を探せ」

「任されたのじゃ!」


白は魔力を広げ探知魔法を使う


「……いたのじゃ!皆いるのじゃ!」

「よし!案内しろ!」





洞窟にはガルラを始め村の人達がいた


「コール!来たか!」

「ガルラ…どうなっている?」

「俺が話す…」


洞窟の奥から現れた男


「アーサー王子?」

「何でここに王子がおるねん!?」


アーサーはこれまでのことを話した

ヨファルがとりつかれたこと、ラグスとヒルマが残ったこと


「…まさか」

「コール、どうする?」

「村も狙われると思ってな、全員避難させてる、何時でも逃げれるぞ」

「…………………………グレネイシス王国へ逃げる」


それから大急ぎで俺達はグレネイシス王国へ向かう





「コール、後ろから何人か来てるぞ!二時間もすりゃ追い付かれる!」

「思ったより速いな…」

「おい!コールどーすんだ!」


最後尾を走る俺達は敵がつけていることに気づいた


「ガルラ!俺達が追っ手を倒す!先に行け!」


コールはギルドカードを投げる


「それでグレネイシス王国には入れる!城に行け!」

「大丈夫なのか!?」

「当たり前だ!俺達は疾風の狼だぜ!」

「優…よし!任せるぜ」

「ブラッド…」


囮はリスクが高いが今はやるしかない


「行くぞ!」

「「おう!」」


俺達は追っ手を倒すため道を戻る



「ブラッド、お前が先頭を行け!」

「ガルラ隊長?」

「優と約束したろ?お前は立派になったよ」

「そう言うのはグレネイシス王国に着いてからにしましょう」

「ガハハ!そうだな」


今出来るのは彼らを信じること…

彼らは後ろを見ずただ、進む






「来たぞ!」


前からは弓矢が沢山飛んでくる


「桜風!」


ミユの一振りで叩き落とす


「あれは?王国の騎士団?」


目の前には立派な鎧を着た集団が


「それだけやないなぁ、後ろ」

「なんだよ…この魔力…」


優はこの魔力を知っている、つい最近戦った相手


「なんで!お前が!」

「どうした?優」

「闇が俺に憑いてたあいつだ!」

「よーく分かったねぇ」

「後ろから一人の男が出てくる」

「火の英雄・ウジャーン!」

「ちょっと体、かりてんだけどな、久しぶりだな…って言ってもちょっと前だけどな」

「お前がやったのか!」

「まぁな、良い後釜見つけてな」


コールが優の前に立つ


「城はどうなった?」

「俺のものにしたよ、俺が王だからな、ついでに城にいた奴らを俺の部下にしたよ」

「英雄と賢者もか…」

「王子もだよ、あのラグスって奴は死んだけどな♪やっぱり喉貫いたら死ぬかー」


人を殺し平然とする?しかし優はそれよりも怒りのほうが強かった

コールを押し退け斬りかかる


「まぁ、頑張って生き残れよ」

「死ねぇぇぇ!」


優の太刀を簡単に受け止め弾かれる


「あほ!英雄相手に正面からぶつかって勝てるかい!」

「しかし、五人揃っているとはな…」


火と風の球が飛んでくる

更に二人が襲いかかる


「ミユ!イシスを!」

「分かった!」

「騎士団もやるぞ!」

「分かっとるって!」


コールは


「うわっ!」


炎を纏った槍

受けるだけで火傷を負う


「ちくしょう…」

「………」


目の前の男は何も話さない

地面を蹴り距離をつめる


「白衣炎流!」


優は魔術で身体能力を上げ一気に攻める


「おらっ!」


槍を弾いてがら空きの胴を狙うが

なぜか太刀が空を斬る


「折れた!」


根本から太刀が折れていた






「優、下がって魔術で援護しろ」


ウジャーンの攻撃を飛び退いて下がる


「すまん」

「仕方が無い」


コールとミユも一旦下がる


「………俺が残る、お前らは先に行け」

「「はぁっ!?」」

「んなぁこと出来るわけないやろ!」

「そうだ!コール!」

「良いから行け!」


コールの威圧に体が動かない


「俺が死んでもここは止める」


コールの表情を見たら分かる

この戦闘で勝つことは難しい…


「うちは嫌やからな!」

「おい!」

「覇桜鬼羅!」


ミユの魔力で木々が風で揺れる


「桜華乱舞!」


ミユの姿が消え

騎士団が斬られる


「優!伏せろ!」


コールの言葉に伏せる


「あれはミユの奥義だ、自分でも何を斬っているか分かっていない」





「はあ、はあ、はあ、」


ミユが倒れる


「大丈夫か!」

「あかん、魔力が…あと薙刀が…」

「でも、凄いな…」


ひびが入った刃

目の前には動かない騎士団と英雄、賢者達

しかし、彼らは起き上がる

ある者は腕がなく

ある者は脚がない


「こんなのって…」


優はゾンビゲームを思い出した


「ウォーターショット!」


水の弾丸が騎士団の体を貫く


「バラバラにするしかないか」

「うっ」


目の前で肉の塊になる人


「銀、白!」


コールは銀と白を狼に戻す

しかし

ミユは立ち上がる


「まだやぁぁ!散桜麗美!」


ミユが薙刀を地面に刺す

風がミユに集まる


「らぁぁぁ!」


鎌鼬が森を切り裂く

薙刀が折れ、ミユが倒れる

コールがミユを抱き上げ

銀の背中にのせる


「優、行ってくれ…頼む」

「乗れ!優!」


言い返せず銀に乗り、その場を離れる




「行ったか…」



コールの目の先には

黒い盾で傷ひとつ着いてない五人が…



一人と五人の戦いが始まる










感想お待ちしてますm(__)m







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