グレネイシス王国
「んにゃーーー、まだ着かんのかいな」
荷車の上で欠伸しながら言う
「もうすぐですよ」
グロードが言う
あの夜以降、特にモンスターと遭遇することもなく順調にグレネイシス王国へ向かっていた
あの夜から変わった事と言えば
「見んな、そろそろ休憩にするか」
「おぉー優!優!ちょっとだけ手合わせしよや」
ミユと手合わせをする
「行っくでぇ~桜風!」
「白炎弾」
黒い炎が白い炎になった
威力とかは別に変わらないけど、まぁ気持ち的には明るくなった
そのまま撃ち合うこと数分
「優様ぁ、ミユ様ぁ!昼食が出来ましたよぉ!」
皆でランチだ
「あと数時間で着くかな」
「あぁこのペースならもう少し早いかもしんねぇがな」
コールとレグゼが話していると
「アイサ!おかわりだ!」
クラルだ
「はいはい、ご主人様」
手際よくおかわりを渡すアイサ
平和なランチだなぁ…
「おっ見えて来たぞぉぉ!」
クラルの言葉に俺は荷車に、上がる
そこには沢山の塔が建ち並ぶ
「でっけぇ~」
門過ぎ
無事検問も終えた俺達
そのままギルドに、向かう
ギルド
「はい、では任務完了です!お疲れ様でした!」
「それでは皆様、この度はありがとうございました」
グロードから報酬を受け取った
「コール、お前らはどーすんだ?」
「俺は行くところがある、お前は?」
「この近くの湖にモンスターが出るらしくてな、行ってみるよ」
「忙しい奴だな」
「まぁ、また会おうぜ」
「ご主人様、我々も帰りましょうか」
「おう、じゃあな!グロード、コール!その他!」
「誰がその他じゃボケがぁ!」
ミユが切れたがもうクラルはいない
「えっと…皆様、ありがとうございました!」
お辞儀してアイサはクラルを追いかける
レグゼ達と別れて俺たちはある場所に来ていた
「着いたぞ、ここがグレネイシス王国の王宮だ」
そう、王宮に訪問、第2弾
門兵にコールが言う
「あんたら、招待客かい?なら招待状を出しな」
「いや、俺らは招待客じゃない、とりあえず王様か、騎士長か、王様秘書にコールが来たと伝えてくれ」
「えっ!?…………ああ少し待ってくれ」
いきなり来てそんな騎士長だの王様秘書だの出せと言われてもビックリするよな
数分後
「許可が出ましたのでどうぞ」
入れるんだ…コールって、王様とまた知り合いなのかな?
城の中
「こちらです」
案内され入ると…
「コォォォォル!久しぶりぃぃ!」
王様が (男)が抱きついてきた
それを回避して足をかける
ドテーーン
「なんで避けるんだ!」
「当たり前よ!」
バシーン
分厚い紙の束で殴られる
「痛い!なにするんだよ!レイン!」
「あんたが変なことしてるからでしょ!」
「おい、レイン、エレクトは国王だぞ」
「そうだ!テルマ!良いこと言った!」
…なんか………この世界の国王ってダメな人が多いな
「それより…コール久しぶりね」
レインがこっちを向いて言う
「ああ」
「コール?あの変な国王と知り合いなんか?」
「ん?8年前までパーティーを組んで冒険者の仕事をしてた」
「「ええっ!!」」
「いやー懐かしいね!俺が国王になってレインとテルマは残ったけどお前はエヴァンス王国の水の賢者様だからなぁ」
「ほんとだ、最初聞いたときは驚いたよ」
「私もあんたSランクの冒険者になってたりしてビックリしたわよ」
その後もしばらく昔話に花が咲いていたが
「で?今日は何のようなんだ?エヴァンス王国の賢者様としてか旧友のコールとしてか?」
場の空気が変わる
「……近く、エヴァンス王国の王が変わる」
「そうか、あのじじいも辞めるか…」
「…………………………それだけだ」
「「「「「ええっ!!」」」」」
コール、まじで!さっきまでの昔話の方が長いじゃん!
「あんた…ほんとに用件しか言わないのね…」
「ははっならコールよ、誰が王になろうと今まで通りの関係を続けようと伝えてくれ」
「ああ」
「なら、今日は宴だ!レイン!準備を!」
「はぁ?」
「いいから準備しとけ、ありゃ言っても無駄だ」
テルマも賛同する
こうして宴が始まった
って!まだ昼過ぎだけど!
「コール本当はなんで来たんだ」
宴の終わりごろテルマがコールに問う
「今回の国王の跡継ぎについては、不安でな」
「長男のアーサーで決まりじゃないのか?」
「貴族間では次男のヒルマの方が人気が高い」
「なるほど」
「なんかあったら…と思ってな」
「今晩も宴だぁぁぁ!」
「そんな事出来るわけないでしょ!」
また、紙の束で殴られるエレクト国王でした
次の日
結局、そのまま城で泊まった俺たちはスバル村に帰ることにした
「また来なさいよ」
「こっちは大歓迎だからな」
見送りにはレインさんとテルマさんが来てくれた
エレクト国王は昨日の仕事がたまっているらしい
「ああ、またな」
次回
エヴァンス王国の異変&帰り道にて…
短くなるので2つ一気に!
でも、別々になるかも…




