居候決定
「ここは……」
見知らぬ天井何処かの家のようだ
辺りを見回すと棚の上には何やら草がある
「起きたか、少年」
玄関から入って来たのは昨日助けてくれた青髪の人だ
「ここは?」
「私の家だゆっくりしたまえ」
彼の持っている籠の中には棚の上にあるのと同じであろう草が沢山あった
「飲むか?紅茶だ私の畑で取れた香草を使っている」
俺は一口飲む、うん!うまい!心地よい香りが俺を落ち着かせる
「では、少年 君は何処から来たのだい?」
さぁどう答えよう、いきなり「異世界から来ました」なんて言えない
「…………」
「あぁすまない、まずは私の事から話そう
私はコール・クラクティス、周りからはコールと呼ばれている
ここで香草を作って村で売っている」
「俺は佐野優、一応学生です」
「学生?魔法学校の生徒か?」
「いや、えっと…」
困った、なんと答えよう
「人には言いにくいようだな、まぁいい気が向いたら話してくれたまえ、出来る限りの力にはなろう」
コールさんはよい人のようだ…
「ありがとうございます、それではコールさんに話したいことが」
「ん?なんだ?」
俺は今までの事を話した、
自分が異世界から来たこと、なのでこの世界の事が全く分からないこと、戻り方も分からないこと
コールさんは黙って俺の話を聞いてくれた
「なるほど、優は異世界から訳もわからないうちに来てしまったと」
「はい」
「そして、戻り方も分からないと」
「はい」
「こちらの世界には知り合いもいなく帰る場所もないと」
「はい?」
「よし!優、しばらくはここで暮らせ、気にするな一人増えたところで生活に支障はでん」
コールさん、何を言ってるんだ!?
「そんな!悪いですよ!寝るところ位自分でなんとか…」
「金が無ければ宿も借りれんぞ、野宿でもまたモンスターに襲われるのが分かってるだろう?気にするな、そろそろ香草の収穫があって人手がいるところだ」
「いいんですか?」
ヤバい!コールさんいい人過ぎる
「構わん、三食と寝床と給料は保証してやる、不服か?」
「いえ、十分です!」
こうして、俺の居候生活が始まった
隙間を開けたほうが読みやすいと思いやってみました!
こんな感じで1日一話は更新していきたいと思ってます(^-^)v






