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lunch


「おい、優、そろそろ昼食にするからミユと白を呼びに行ってくれ、レグゼ達にも伝えてくれ」

「はいよ」

日も高くなってきたので俺達は昼食にすることにした




「~~♪~♪」

俺は鼻唄混じりに料理を作る、前の世界の料理を何回か作ったがなかなか評判が良かったため俺は料理を作るのを率先してやる

「これは…カレーやったかな?」

「覚えてるか?」

「旨いもんは覚えとるで!これは他や食べれん味やしな」

ミユもカレーは好きのようだ


「なにぃ!これは食えない!?」


その時クラルの叫び声が森にこだました


「どうした?」

「おぉ、コールか、見ろよこれ、クラルの餓鬼に食糧の買い物を頼んだらこの様だ」

「これは…クジラフグにドラゴンコブラ……どれも高級食材だが、調理には相当の腕がいるな」

「こんなの調理出来ないよな…」

「クラル様!私が記しておいたメモはどうしたんですか!」

「この俺が干し肉や野菜など食べるわけないだろ!」

アイサとクラルが言い争う


「どーしたんや?」

「どうしたんですか?」

ミユと俺が騒ぎを聞いて来る

「実は…カクカクシカジカ…なんですぅ」

アイサが事情を説明する


「それは…災難ですね」

素直に同情する俺達

するとレグゼさんが俺の持っているカレー鍋をみて

「優だったか?これはお前が作ったのか?」

「はい?そうですが?」

するとレグゼさんがいきなり頭をさげる

「すまないがその料理を分けてくれ!」

………えっ!

「私からもお願いします!」

続けてアイサも頭をさげる

「ちょっ頭を上げて下さい!料理なら分けますよ」

突然のことに戸惑う俺に

「ありがとう」

「ありがとうございます」

二人はさらに頭をさげる

「困ったときはお互い様じゃあないですか」

話を切り替えるためおれは急いで準備をする



「「「「「「「いただきまーす」」」」」」」

俺、ミユ、コール、銀、白、レグゼ、アイサはスプーンを持ってカレーを食べる

「旨いっ!」

「美味しいです!」

レグゼとアイサにも好評だったようだ

その後も楽しく会話しながら食べ進めていると





「おいっ!なぜ俺のがない!」

……………………………

クラルがわめいている



「あんたは頼んでないやん、何言ってんや?」

ミユが怪訝そうな顔でクラルを見る

「俺がお前らにお願い!なんでそんなことしなければならん!」

クラルの言葉にミユはクラルを睨む

「そうか、お前ら金が欲しいのか?だったら今手持ちの金貨一枚でどうだ?」

ニヤニヤして言うクラル




「てめぇ!…………!」

俺をコールが止める

アイサも何か言おうとしてるがレグゼに止められている



「あんた…それ本気で言ってんのか?」

ミユの回りが一気に冷える

しかし、気づかないクラルは

「なだ足りないのか…はぁ、なら銀貨10枚足そう、全くここぞとばかりたかりやがって」

クラルがそう言うとミユは…



カポーーーーン!





鍋の蓋を投げつけた

………………………………………

「あんたなんか、殴るのも勿体ないわ、ええか!あんたがそんなこと言うかぎり一口も分けてなんかやらん、その銀貨でもかじっとけや!貴族やからって調子のんなや!金でなんでも解決すると思いやがって!」

そう言うとミユは残りのカレーをかきこみ

「ごっそうさん、旨かったで」

荷車の上に言ってしまった




「俺が何かしたのか………」

いまだに自分の状況が分からないクラル

「今のはクラル様が悪いです」

アイサですらクラルに目を向けず食事を続ける



食後

俺は食器を洗っていた

「優、いいか?」

コールが食器を持ってきた

「うん、そこ置いといて」

「違う、ミユのことだ…」

俺は食器を洗う手を止めコールを見る

「なんかあるんですね…ならさきにこれ終わらせます、ゆっくり聞かせて下さい」

「ああ」



俺とコールは川原に座り話す

「もともと他の冒険者が相手に食糧を、分けてもらうのは命を救われるのと同じだ」

確かに食べなくては何にも出来ないよな

「しかし、ミユはちょっとした過去があってな……いや、これはミユに聞いた方がいいな、人の過去を他人が語るのは良くない」

「そうですね、機会があれば聞いてみます」コールが言わなかったので俺は追求しないことにした





この日ミユは不機嫌なまま夜を迎えようとしていた……



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