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序章

新作(仮)グラン・ド・ツール。

途中放棄をしそうですが、頑張ります。

人間と精霊が共存する世界グラン・ド・ツール。その中に国の大半が大自然に囲まれ、精霊王が存在する聖域を多く所有する大国アルフィードルラキ王国である儀式が行われていた。その儀式に数多の精霊と精霊王が協力し、召喚するものを歓迎した。






アルフィードルラキ王国で行われている儀式を視ているもの達がいた。彼らは儀式を視て憐れみの色を浮かべていた。


『可哀想ですね。王妃に気に入られてしまったのが災いして殺されてしまうのですから』

『あの王妃の我儘は度が過ぎますからね。刃向かって皆殺しにされては誰も止められないでしょう』

『だからと言って助けないのは人道に反するわ』

『私達、人ではありません』

『気持ちの問題よ!!』


これから行われる儀式に誰もが口を閉ざす中、三人だけ口を開いた。一人は憐れみ、一人は呆れ、一人は憤っていた。騒ぐ三人を他のものは呆れて見ている。そんな中、表情を変えない二人に問うものがいた。


『いかがなさいますか?我らが主よ(ロータス)』

『放っておけ』

『太陽の(ロータス・デュス・ソレイユ)!!』

『月の(ロータス・デュー・リュヌ)!!太陽の主を止めてください!!』

『ここまで来てしまっては俺達に出来ることは何もない。後は運命(ミラ)に任せた方が危険はないはずだ』


人間が一人、殺されかけているのに動こうとしない太陽の主と月の主に戸惑いを隠せないもの達がいた。世界の秩序を護るのが役目の筈の二人は異世界から召喚される人間を助けようとしない。その姿に疑問を感じるもの達もいた。


『我らが主よ、もしやあの子は……』

『勘が鋭いな。エリオーレ』

『元はこちらの人間。それが帰ってくるだけだ』


一人があることに気が付いた。二人が何もしないのはグラン・ド・ツールの人間なのではないかと言う疑問だった。その疑問は当たり、二人が何もしないのに納得した。


『我らは静観しよう。あの子の人生はあの子のものだ』


主の言葉に従い、頷くもの達。あの子の運命の歯車は回りだした。



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