プロローグ
その日も瑠璃垣 碧透は普通の高校生活を送っていた。
高校に入学して二ヶ月がたち友達も増え、だんだんクラスの雰囲気にも慣れ、
普通の高校生活を送っていた。
特にやりたいこともないので部活には入っていない。
家族は、母の瑠璃垣 伊砂、父の瑠璃垣 天都と
自分で三人である。
ただ、父・天都は海外へ単身赴任中なので、実質、母との二人暮らしである。
世界中を飛び回っていて今頃はどこで何をやっているのかは碧透にも分からない。
成績は中の上くらい悪くはないが良いかと言われるとなんとも微妙な位置でとどまっている。
何不自由の無い暮らしといえばそうだが・・・・
碧透には唯一悩みがあった。
それは、『名前』である。
「瑠璃垣 碧透」なんとも変わった名前である。
この名前、大抵初対面の人には信じてもらえないのだ。本名だと。
それだけではない。大抵の人は読めないし書けない。
「変わった名前だよね~」なんて言葉、何回も聞いた。
他の人からすればどうでもいい話かも知れないが碧透はそうではなかった。
名前以外は普通の人間なのにと思う。
そう、その日までは普通の人間だった・・・・
そして、時が動き出す!!
処女作です。
いろいろ酷いと思われますがどうか暖かい目で見てください