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第一章 静かな日常と覚醒 5
全面的に自己責任でお願いします。
第五話 五歳の儀式
――五歳の誕生日。
今年、弟が生まれた。
兄は7歳年上、姉は5歳年上だ。
今日、教会で行われる「職業授与の儀式」を、僕は受ける。
ワクワクと緊張が交差する。
なぜか、ニヤニヤが止まらない。
厳かな空気の中、聖印が胸に刻まれる。
その瞬間――
淡い光が広がった。
「職業……鑑定士です」
司祭の声に、場がざわめく。
「鑑定士……?」
「ほぉ、珍しいな……十年に一人くらいか」
意味は分からない。
ただ、皆が少し驚いているのは伝わってきた。
兄姉は目を輝かせ、
父は静かに頷き、
母は胸に手を当て、祈るように目を閉じる。
「……神よ……この子に、祝福を……」
そのまま、何事もなく一日は終わった。
読み終わってのクレームは、お止めください。
自己責任です。




