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天才派遣所の秀才異端児 ~天才の能力を全て取り込む、秀才の成り上がり~  作者: 壱弐参
第三部

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第161話 ◆樹子姫のGoTo天チャンネル2

『階段の先に何があるのかなー? わくわく!』


 ――こいつ体格からして男だよな?こいつの正体が知りたいんだけど、特定班マダー?

 ――うっわ、何あれ

 ――THEカメラパラダイス!

 ――奥指差してる?

 ――こばりんが頷いた……のかな?

 ――アイコンタクト?何を伝えたの?

 ――念話だよ念話。最近流行ってるんだけど知らない?

 ――↑で調子乗ってる奴なら知ってる。


 直後、動画内の玖命が駆け出す。


『みゃ!? は、はっやーいっ!?』


 ――!?!?!?!?!

 ――くっそwwwwwwwwwwww

 ――何wwwwwwwコイツwwwwwww

 ――はっや!

 ――こばりん頑張れー!

 ――こばりんが追いつけないとかアリエナイィイイ!?

 ――スローモーション回想キター!

 ――ハイスピードカメラでもギリギリじゃんwww

 ――こばりんが驚いてるwww

 ――ホント、何者だよこいつ

 ――こばりん壁走ってるwwww

 ――大草原不可避

 ――祭り確定!!


『奥には……わわわ!? 何だこれぇ!?』


 ――(ポータル)3つですね、本当にありがとうございました。

 ――いやいやいやいやなにこれ?

 ――コンベアから魔石流れてるじゃん。これって合法?教えてエロい人。

 ――↑派遣所から許可得てやってるのなら合法。それ以外は基本違法。ていうか、違法だからそもそもからして隠してるんだろ

 ――あり

 ――これ、1階で造ってた機械じゃね?

 ――タシカニー

 ――ヤシガニー

 ――サワガニー

 ――カニさんたちは出口へどうぞ。


『にゃにゃにゃにゃんだこりはぁあああ!?』


 ――いっちゃん可愛すぎ。

 ――にゃんだこりはwwwww

 ――こwwwwりwwwwはwwwww

 ――これ、ブロンズからミスリルクラスまであるんじゃね?

 ――ハイ、密造アーティファクト工場確定です

 ――タイ━━━━||Φ|(|゜|∀|゜|)|Φ||━━━━ホ!!!!


 動画内の玖命から言葉が零れる。


『凄いな……』


 ――凄いのはあなたです。

 ――凄いのはあなた様です。

 ――凄いのは御身であらせられる。

 ――お前がナンバー1だ。

 ――結構イケボじゃね?


『あ、それいっちゃんも思ったー! 声良いよね!』


 ――イケボさん

 ――嵐鷲(あらわし)とのカップリング同人誌はまだですか?

 ――イケボさんなら俺の隣で寝てるよ、裸で。

 ――許さん。写真はよ


 そのコメントの直後、動画内の玖命が写真を撮り始める。


 ――草

 ――草

 ――予言ニキすげぇwwwww

 ――ふざけんな、予言ネキかもしれないだろwwww


『みゃっ!? 何か聞こえてきたよ~……』


 ――話し声だ

 ――若い?

 ――二人共跳んだ!

 ――ウチの猫も驚いた時あんな跳び方する。

 ――猫ニキ。

 ――猫りん。

 ――猫ニキと猫りんが今日のMVPです。


『ホントっすよー。カメラに何か映った気がするんす』

『上のカメラじゃないんだな?』

『こっちっすよ』

『ならさっさと階段確認すればいいだろう』

『いやいや、無理っすよ。こえーっすもん。というか、爺さんはそういう時のためにいるんすよね?』

『ったく、クソ眠ぃってのによ』


 ――男と……男だ。

 ――はい解散

 ――野郎しかいねぇじゃねーか!

 ――これから4人で何するんだよ!マジで!

 ――4人でやるっていったらアレしかないだろう

 ――卑猥な奴は通報されて垢BANだな

 ――↑これまでも卑猥話無し↓これからも卑猥話無し


『バレてるぞっ! かわせ!』

『え? うぉっと!?』


 ――あっっっっっっっっっっっぶな!!!!

 ――こばりんあぶねぇwwwww

 ――猫ニキに罵られたい。

 ――猫ニキが猫りんを助けるBLはどこですか?

 ――かっこよ

 ――つーか、バレてるのよくわかったな。全然わからなかったわ

 ――猫ニキすげーな。

 ――もしかして、いっちゃん、この男の事を私たちに見せたかったんじゃない?


『あ、わかっちゃったー? そうそう、最近出てきた新人さんでね? 実はいっちゃん、彼のファンなんですぅ~~! ニャハ!』


 ――猫ニキに嫉妬。

 ――今日の猫ニキ血祭り配信はこちらですか?

 ――猫ニキといっちゃんか……悪くない

 ――同感だ、続けたまへ

 ――いっちゃんがファンって公言すんの珍しくね?

 ――↑初めてだよ、バカ

 ――いっちゃんの初めてとか猫ニキ羨ましす


『ははは、まさかバレてたとはね。いや、助かりましたよー。ありがとうございます』

『いえ、それよりよくかわしましたね』

『はははは、鍛えてますからね』


 ――いっちゃん敗北確定

 ――猫ニキにはやっぱり猫りんだったんだ…

 ――一体ナニを鍛えてるんだい!?


『むむむぅ~~! こばりんがライバルとは! これは手ごわいねっ! いっちゃん頑張るよっ!!』


 ――かわE

 ――かわF

 ――かわFいつKひめさん

 ――大作家みたいじゃん


『そこの男、【剣聖】小林か。なるほど、派遣所がここを突き止めたか』


 ――!?!?!?

 ――マ!?

 ――え、こばりんってあの【剣聖】だったの!?

 ――ガチ初情報じゃね!?

 ――道理で壁とか走れる訳だよな

 ――本邦初公開!!


『にゅふふふ~。実はそうなのだー! こばりんは【剣聖】小林! まぁ、隠してるつもりはなかったんだけどね~』


 ――嘘じゃない。言ってないだけ。

 ――流石いっちゃん!


『すぅ……カァアアアアアアアアアアアアアアッ!!』


 ――うっさ!

 ――ノイズ除去はよ!

 ――この爺さんめっちゃ強そう。

 ――さっきこばりんに槍突いてきた人だよね?

 ――Gランク以上は確実。

 ――いいえFランク以上は確実です。

 ――真面目な話、最低でもSランクの実力はありそう。


「「ヤバい……」」


 ――wwwwwwww

 ――恋wwww人wwwwかwwwwよwwww

 ――猫ニキと猫りん声ハモったwwwwww

 ――もう結婚しろよwwwwww

 ――ご祝儀です。

 ――【猫ニキ大好き】さんから10000円の投げ銭がありました。

 ――草

 ――草

 ――【ブーケは私に】さんから20000円の投げ銭がありました。

 ――【いっちゃんは俺のもの】さんから30000円の投げ銭がありました。

 ――【猫りんは受け】さんから30000円の投げ銭がありました。

 ――【猫ニキは攻め】さんから40000円の投げ銭がありました。

 ――【猫ニキの辱め】さんから40000円の投げ銭がありました。

 ――【猫ニキは俺のもの】さんから50000円の投げ銭がありました。


 止まらぬ投げ銭を前に、玖命が顔を覆う。


「どうした……猫ニキ?」


 月見里(やまなし)の言葉は、玖命の右耳から入り、左耳へと抜けていくのだった。

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