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魔王と勇者が手を組んでみました!  作者: 藤井春樹
第一章 ナイトメア・ダンジョン編
17/28

17・奥の手

『ハッハッハ!!!やるではないか、強き者達よ!!!』


 そんな豪快な声を上げながらゴーレムが拳と蹴りを連打してくる。

 地面に降りれば蹴りが、空中に逃げれば拳が私達を襲う。

 受け流そうとすると武器ごと身体を砕かれてしまう。

 だから避けるしかない。

 そうすると、ある程度回避のルートが限られて動きを読まれる。

 そして、回避したところには次の攻撃が。

 本当に厄介だね。

 しかも一発一発が即死級だね。

 本当に、何であの巨体がこんなスピードで動けるんだよ!


「そっちこそ!木偶の棒にしては中々やるじゃない!!!」


 私も負けじと挑発してみる。

 けど、そのたんびにアリサとレックスから物凄い視線が飛んでくる。

 何故だ?


『ハッハッハ!!!この我に挑発する余裕があるとは、想像以上だぞ!!!』


「お前が言うなよ!!!」


 ったく、一回鏡見てから言えっての。


 それにしても、さっきから攻撃してもびくともしない。

 私達は各々の攻撃手段で攻撃を重ねていっているが、ダメージが入っている気配がまるでない。

 攻撃力に加えて防御力も最強レベルとか、普通にチートでしょ。

 まぁ、私が言えた事じゃないけどね。


 まぁでも、私には100レベルになった時に手に入れた切り札がある。

 そしてそれは2人も同じ。

 焦らずに機会を疑うしか無さそうだね。


『3人とも切り札を隠し持っているのだろう?何故使わない?まぁいい、そちらからから来ないのなら、こちらから行かせてもらうぞ!』


 お見通しか。

 

 ゴーレムの動きが突然止まった。


「何?」

「何だ?」

「何よ?」


 するとその瞬間、ゴーレムの拳が青く、強く輝き始めた。

 そしてーー


『死んでくれるなよ!!!』


「「「!!!」」」


 その叫びと共にゴーレムが拳を振り抜いた。


 私達は避けることはできた。

 しかし、その拳が振り抜いたところから、空気が、大気が消滅したせいか、その空間に一気に空気が流れ込んで擬似的な台風が起こった。

 そのせいで私達は体勢を崩してしまった。


「「「しまった!!!」」」


『ハッハッハ!!!これで、勝負ありだ!!!』


「いや、まだだよ!」


 私はそう叫んだ。

 それにわたしだけじゃなくて、2人の顔も諦めてないっぽいしね。

 そしてーー


「悪食!」


 私は叫んで新スキル『悪食』を発動させる。

 このスキルは私が100レベルになったと同時にゲットしたものだ。

 自分が前に突き出した掌から闇で創られた、鋭い歯、牙をそなえもった口が出現する。

 そしてその効果は、前方2㎥程の空間の中にあるものを任意で食らい尽くすというもの。

 つまり、ゴーレムの拳程度なら食らい尽くせる!

 ちなみに、魔力消費量が半端なさすぎで連発はできない。

 だから使い所を考える必要があるスキルだ。


 そしてわたしの『悪食』は見事にゴーレムの拳を喰らい尽くした。


『ほほう。我の拳を喰らうか』


 ゴーレムはそう言いながら、無くなった拳を即座に再生した。


「化け物ね」

「本当だよ」

「まったくだ」


 アリサの呟きに私達は同意する。


 流石にあの再生速度は反則でしょ!

 だって拳を吹き飛ばすのでさえ、相当な苦労を強いらさせられる上に、それを達成したとしても一瞬で再生される。

 これを反則と言わずして何と言うか。


 さて、奥の手を見せてしまった以上、ここからは出し惜しみする必要が無くなった。

 全力で行かせてもらうとしよう!


 それに、奥の手を隠し持っているのは何もわたしだけじゃない。

 2人も100レベルになったと同時に手にしたスキルがある。


 だけど、それもゴーレムにはバレていそうだね。

 だからーー


「2人とも!ここからは出し惜しみはなしだよ!!!」

「おう!」

「了解!」


 さあ、第二ラウンド開始だ!


 

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