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第22話 デス・トリニオン、超文明を探査する、その2

 デス・トリニオン艦隊は、直径3千光年の球状バリアー内を奥地に進む。それを探知した、超古い超文明世界の防衛システムが警報を発した。


 「どうした?防衛システム=メルトン!?」

 「正体不明の艦隊が、我がラステストバリア領域に侵入してきたので、探査ビームにより探査した所、STU357銀河、つまり隣の大型銀河のトリニオン帝国の私設艦隊が高文明世界との友好親善の為来訪した模様です。これは艦載システムの情報をハッキングして入手した情報となります。」

 「なるほど、『友好親善』が目的とな!?それが真ならあのラステストバリアを越えて侵入する科学力があるなら我が方にとっても有益かもしれんな。だがこんなことは長い長い歴史を持つ我が政体でも9000万年ぶりかのう!?とりあえずその艦隊を訪れてみようかい。艦隊総指揮者の艦は特定できるかね?」

 「できます。指示系統を分析した結果ですよ。凄いでしょ!?」

 「そんなこと、何億年も前からできたろうに!!」

 「そうでした。では投影像発信を用意したのでその投射装置に入ってください。この手の外交の場合のマニュアルはシステムが準備し、貴方にはそれを問題なく活用できるはずです。また例の如く、驚速の私の演算機能によって、思考を変換して言語翻訳するに障害はありませんよ。」

 「そんなこと今更!?何億年も既にやってきたことではないか!!どうもお前はくどい。」


 と言うとその者はインフラレイ(下位光線)で駆動する『投影像投射装置』の中に入った。


 


 いきなり目の前の空間が揺らぎ長い尻尾と体表面に細かい鱗を持った頭のどでかい体長3mの生物が現れると、デス・トリニオンは目を大きく見開き、危うく飲みかけたお茶をこぼすところだった。


 その者は、仰々しく両腕を前で組んで上半身を深く前傾させて宣った。

 「初めまして。私はレドノバ学問星間共和国の代表評議員の、カストラ・モルン・ラムダンと申します。貴方方は我々の絶対防衛シールド=ラステストバリアをいとも簡単に抜けて我が国の領域に参られた。きっと高き文明を誇る種族なのだろうと推察する次第です。我が国への来訪目的は何でしょう?」

 「初めまして、私はトリニオン帝国の友好親善使節の代表デス・トリニオンです。目的は当然『友好親善』です。この度の訪問は互いの持っている文明・文化を友好的交流によって共有し、互いを高め合うことを目的としています。貴方がたのバリアー、なんといいましたか、そのバリアは正直当初通過不能でしたが、我が国の皇帝、リリム・トリニオン・大アースの閃きにより、一旦過去にタイムワープさせてラステストバリアの無い時代へ行って、こちらの領域に移動、次いで現在に再度タイムワープして戻ってこちらに参上した次第です。」

 「なるほど、そのような絡繰りでしたか。なるほど、、、、。しかしタイムワープとは、素晴らしいですな。貴方が言われたように、いろいろお互いを高めあうにしましょうぞ。ではこの座標の第4惑星、レドノバにお出でください。」と言うと、カストラ・モルン・ラムダンの投影像はかき消えた。

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