第17話 地球平定、少女趣味のラクスル伯爵、アンドロイドを得て帝国平民となる
1555年、イギリス、リバプール市郊外のとても広い領地を保有するラクスル伯爵は13歳から17歳迄の少女趣味の男であった。そんな彼の18人の妾の一人、16歳のジェーンにラムゼー伯爵の子でもある赤ちゃんが誕生し、自宅宇宙船が迎えに来た。
「先に空に投影した映像で宣言した通り、お宅に赤ちゃんが生まれたので赤ちゃんとその家族をトリニオン帝国にお迎えしたい。」
門は静かに開けられ、庭の中に試作ロボットピーがふわふわと宙を浮いて反重力推進で入って行く。その先には石作りのゴツイ屋根の下に大きな玄関ドアがあり、そのドアを執事が開けて待っている。ピーは屋敷内に入ると、執事の後について応接室に通される。
しばし待ってラクスル伯爵、正妻、妾18人、その子らが現れる。
「トリニオン帝国が迎えに来たとな。だが断る。ワシは今の生活に満足しており、不都合はない。」
「まぁまぁ、自宅宇宙船を手に入れて、地球のどこでも、太陽系のどこでも、銀河系のどこでも、他の銀河系へでもその世界の過去未来のいずれへも旅行できるメリットをお捨てになると?」
「何、この宇宙船はそんなにすごいのか。ふ~む、だが今の屋敷に比べて小さいのぅ。そんな小さい場所に住むのは嫌だ。」
「伯爵の正妻や、妾の方々が同居するなら1人当り380m^2の6LDK×38人分の自宅宇宙船となりますよ。だから今の屋敷よりかなり大きな家となります。帝国の法では、伴侶の方々が伯爵との同居をしない自由があり、立ち去ればそれは1/20になりますが、6つのドアに先に、お好きな環境世界を構築してこの屋敷を移設して住むこともできます。」
「なるほど、屋敷の広さは最低今以上と言う訳か。フフフフ、だがしかし妻や妾は、必ずしもワシと一緒にいたいわけではない。ワシが金持ちであり、贅沢な生活を提供しているからこの世界に甘んじているだけである。なぁ、ナターシャ」
呼ばれたナターシャは14歳、昨日伯爵と喧嘩したばかりであり、「そうね、顔も見たくない。私には是非その自宅宇宙船を作ってもらい、自由に好きな世界で住んでみたいわ。」と答える。
「ワシは他の妾同様、ナターシャを失いたくないのだ。だからこの話は断る。」
「大丈夫です。望めばあなたに付与される試作ロボットピーが、あなたの好みの性格と容姿でしかも妊娠可能なアンドロイドを何人も作るので、そのような心配はありません。」
「え、え~、そんな凄い技術があるのか。でもなそんな作り物では満足すまいよ。本当の人間の方が良いに決まっておるわ。」
「では試しに1人作りましょうか。」
「む、、ものは試しか、、では頼む。」
試作ロボットピーはまず思考サポートロボットプーを作り、伯爵の頭に乗せると、次いでアンドロイドを1体、あっと言う間に作り出す。試作ロボットピーは思考サポートロボットの反応である伯爵の思考を読み取り、伯爵の好みの性格と容姿にジャストマッチさせていく。やがて全裸のアンドロイド1体がすみやかに完成したのであった。その美しさは、伯爵の妻、妾で敵う者もいない。そのアンドロイドは、伯爵にとっての完全な肉体、肌の輝き、プロポーション比率だ。アンドロイドは21世紀の地球の最強エッチな服である、糸のようなTバックに、よくぞ胸の乳首を隠す為に体から落ちないものだと感心する程細いブラジャー、それに限界激ミニスカと、胸を大きく露出したタンクトップを着る。そしてその容姿はどうみても13歳だ。
「お~~~~、す、素晴らしいじゃないか。かわいいのう!!!!」
「さあ名前を付けてください。」
「うむ。そうさのジュリアとしようかの。」
と言うと新たに誕生したジュリアが答える。
「初めましてラクスル卿。なんて素敵なおじさまでしょう。私でよければこれから仕えさせていただきます。」
「お~、お~~、いい子じゃ、いい子じゃ。」
その姿を正妻他、妾達が苦々しく見ている。そしてその一人が一言「こんな人形のどこがいいのかしら。変態ね。私は、自宅宇宙船を作ってもらったら早速伯爵家を抜けさせてもらうわ。」「僕はママにつていくよ。」と男の子が言う。「私もそうさせてもらうわ。」「私も。」と喜ぶ伯爵に気が付かれないよう十分に距離を取りながら、そんなことを漏らす。
「よ~し。わかった。ワシもトリニオン帝国人になろう。で、はて、伯爵位はどうなる?トリニオン帝国でも伯爵であろうな?」
「いえ、何か帝国に対する貢献を成せば伯爵位を得ることもできますが、今は平民となります。」
「む、むぅ、伯爵と言う名誉がないのか。」
「今だって、この狭い大英帝国で伯爵と言われるくらいで、実質特に国民の敬意を得ているわけではないじゃないですか。どちらかと言うと伯爵領の民衆からは『ド変態伯』と呼ばれていますね。」
「そ、そうだの。確かに!!! 王宮の社交界に出てみても大して面白いものではない、か。、、、、、、ではやはりトリニオン帝国人になるよ。」と言った瞬間、妻や妾達の顔がパっと輝く。
こうしてラクスル伯爵家において、トリニオン帝国に所属したいと願う希望者全員に自宅宇宙船が与えられ、自由に好きな場所で生きて行くことになった。伯爵は似たようなアンドロイドばかり百体も作り、衣装カタログから選んだ裸同然の各種衣装をみにつけたアンドロイド少女に囲まれながら、鼻の下を伸ばして暮らしたとさ。




