表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
15/22

第15話 地球平定、織田信長の子奇妙丸(信忠)赤ちゃんと一族全員のスカウト

 当初1500年には地球人全員への自宅宇宙船のお迎えがあった他、過去存在した地球人全員の赤ちゃん誕生の際トリニオン帝国に迎え入れる為に自宅宇宙船が個別に訪問する。1534年に織田信長、幼名吉法律師が誕生の折りにもトリニオン帝国の自宅宇宙船のそのようなお迎えがあった。しかしながら1957年時点でその長子誕生時、自宅宇宙船が改めてお迎えする際に織田信長がいなくなっているということはない。なぜならタイムワープして自宅宇宙船が迎えに行くと、複数の時間線が存在し、1957年には1957年の世界が存在しているからだ。これは迎えに出向いた先の2022年の歴史には、そのような歴史上の時間は確かに存在したと言うことに基づく。トリニオン帝国にお迎えする目的はなるべく多くの地球人を2022年に確保すること。広大な宇宙の複数ある知的生命体の勢力において地球人の人口はあまりに少ない。弱小と言ってよい。新たにトリニオン帝国皇帝になったリリムにとってベースとなる出身勢力、つまり味方は大きいに越したことはない。そのような皇帝リリムの都合で、自宅宇宙船がタイムワープして派遣されている。これは皇帝だけに歴史改変が認められた皇帝の権限である。


 もし帝国人全員がこうした権限を持ってしまうと収集が付かなくなってしまうと懸念され、皇帝のみ許可されることになったのだ。帝国人全員、試作ロボットピーと思考サポートロボットプーが最低1機ずつ配備され、ピーとプーが皇帝以外の他の帝国人が法律に違反した企てを実施することを拒絶するので、歴史改変はできない。他の帝国人が歴史改変したさ、或いは他の犯罪をしたいが為、このピーとプーを貰うことを拒否すれば、新たにリリム産業革命で得た快適な生活を全て放棄することになるので、実質不可能となっていた。


 そのような環境背景に基づいて以下はなされた。


 1557年清州城、織田家では信長と生駒吉乃の子、奇妙丸(織田信忠の幼名)と名付けられた男子が生まれる。この時間線における世界中に高頻度で送り込まれた極小1nm(1mmの1/10^9)スパイロボットの一つが奇妙丸誕生も把握し、報告した。これに対応してトリニオン帝国へのスカウトとして試作ロボットピー第2987665910990・・・・号が予め作った自宅兼宇宙船で宇宙から降下してやって来た。


 空から清州城の上空50mから声をかける。

 「やあ清州城の織田家の者たちよ。我は天空の国家、トリニオン帝国の者也。今からお伺いしたい。ご面会くだされぇ~。」

 

 すると大声で返答するものが現れた。

 「要件を言え!!」

 「先に空に投影した映像で宣言した通り、毎年織田家の信長様の嫡子、奇妙丸誕生に際し、我がトリニオン帝国に奇妙丸の家族共々迎えに来たのだ。1982年になると織田信長も、奇妙丸も、新たに雇った配下の裏切りにより殺されるのだ。そんな殺し合いばかりの不幸な戦国から、平和で不自由なく楽しい世界で暮らせるようになることを約束しよう。」

 

 しばらくして織田信長と、側室の吉乃との相談の上、返答がある。


 「よしわかった。御使者殿の面会を認める。清州城城門前に停船し、城門から入って来いよ~。」

 「わかったぁ~。」

 と言うと自宅宇宙船は、木造が基本の清州城城門前に軽々と着陸し、中から反重力機関で宙を浮きながら試作ロボットピーが城門前に移動する。

 「やぁ、清州城の者よ。トリニオン帝国使者のピーだ。開門されたし。」

 ギギギギギギと清州城門が開く。ピーがふわふわと城内に入り、織田家の武者の案内に従って信長と吉法師と吉乃の前に通される。

 「遠路大義!!!口上を申せ。」と信長が言う。

 「先に話した通りの要件の主旨にて、、、、、」と試作ロボットピーが、トリニオン帝国のこと、皇帝リリムのこと、得られる生活、美味しい食事、遊び物、などが迎えに行った際のマニュアルに沿って説明される。

 「、、、、と言うわけで、何か質問はありますか?」

 「ふむ、そうよのぅ。我が父母、吉乃以外の妻、そのお付きの者達、一族郎党、馬や家畜は同行できるのか?」

 「できますよ。人間1人につき、私、ピーの分身体が人一人当り1台ついて、自宅宇宙船も一人当り1台付与され、自宅宇宙船をドッキングして今のように一緒に住むことはできます。しかしながら個々人のドッキングしないで好きに生きる権利が法によって認められていますのでそれを強要することはできません。」

 「わかった。各人の意思で我が元を去ること、それは今も同じ。認めよう。百聞は一見に如かず、全てを見せてもらおうかのぅ。」

 「わかりました。しばし準備をするのでお待ちください。」

 「ワシの馬、時風や早風も連れて行きたいのだが。」

 「準備が整いましたらどうぞお連れください。」


 それから織田家家中全員分の試作ロボットピーが、やって来た一台の試作ロボットピーによって付近の土砂を原子分解再構築されて鼠算指揮に製造され、それぞれの新しいピーが全員分の自宅宇宙船と、思考サポートロボットプーを同様に付近の土砂から作成し、搭乗し、一斉に空へ舞い上がっていった。


 時風や早風の他、織田信長の馬10頭は、自宅宇宙船のゲートに設けられたスロープに導かれて、例の6つの壁の中の素粒子内にある、テラフォーミングされあ一惑星内に設けられた清州城そっくりのコピーの厩に導かれて行った。


 織田信長や他の者も、美味しい食事を楽しみ、ゲームを楽しみ、多くの娯楽番組や映画を見て、元の世界に戻りたいとは言わなかった。人間、殺し合いも、他人の物を盗むことも、その社会の覇権も、自分達が平和で楽しく暮らせる限り望まないものだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ