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リサーチャー 第二〇八研究室  作者: 東雲あずま
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【論文抜粋記事②】

・愛知県立第六高等学校 三年二組 ルイ・ニシウラ著

  個人研究中間報告【第三次世界大戦と安全保障】より抜粋

 

 二〇六九年に起きた第三次世界大戦は、北朝鮮による、世界四都市同時核攻撃で火ぶたが切って落とされた。

 当時、北朝鮮は、核兵器の無断保有や、自国民の重大な人権侵害により、世界各国からの国交を断絶されていた。そのため、国民は困窮し、経済活動も停滞していた。国は中国、ロシアからの支援と貿易によりぎりぎり存続できていた。しかし、一部特権階級の生活のため、国内では、暴動と虐殺が繰り返されている状況であった。

 北朝鮮の指導者は、国内の状況を一転させるための策として、諸外国に対する軍事制裁を強行したのであった。それは、米国ワシントンDC,英国ロンドン、韓国ソウル、日本東京への同時ミサイル攻撃を慣行するという暴挙であった。

 米国のSBIRシステムにより、ミサイル発射の情報は、即時各国首脳へ通達され、対象の各国はミサイルの迎撃にとり組むこととなった。米国、英国、韓国は米国の配備したTHAADによって、これを宇宙空間での迎撃を成功させた。

 一方、日本では、自衛隊のイージス艦のSM3による迎撃が失敗した。その後、PAC3にて本土上空での迎撃に成功する。しかし、本土上空での迎撃は、東京とその北部を中心に、大規模な二次災害を引き起こすこととなってしまった。迎撃により生じた大量の落下物によるビルや家屋、重要施設の倒壊である。

 一独裁国家の暴挙に対し、国連では米国、英国を中心に武力介入を提案したが、北朝鮮と同盟を結んでいた中国、ロシアによる拒否権の発動によりこれを否決されることとなった。しかしこれを容認できない米英韓三国は、共同で報復軍事行動を起こすこととなった。日本も集団的自衛権の行使を決定し、これに参加。米英韓日による四か国同盟が成立したのだった。

 一方、中国は北朝鮮への平和的和解案を示し、北朝鮮当局からの合意を取り付けた。しかし、四か国はこれをよしとせず、合意はなされなかった。そのため、中国は中露朝の三か国同盟を各国に呼びかけるが、四か国と敵対することに難色を示したロシアからの協力は得られず、計画は頓挫した。二か国での対抗は困難とみた中国は、即時中朝同盟を破棄。そして四か国の北朝鮮への侵攻に対し、傍観を決めたのであった。

 中国から見捨てらる形となった北朝鮮は、本土決戦は分が悪いと見ると、急ぎ第二次ミサイル攻撃を慣行した。しかし四か国同盟の迅速かつ徹底的な侵攻の前に、ミサイル基地はもれなく破壊され、計画は頓挫する。

 結果として、戦争は早期終結を迎えることとなった。しかしその際、共和国指導者を捕らえることはできなかった。

 北朝鮮は国連の合議の元、韓国に併合されることとなった。最後まで中国が領有権を主張したが、歴史的背景と今回の大戦の背景を元に、それが認められることはなかった。そのため中国は、韓国から保障金支払わせることで、韓国への併合に合意することとしたのであった。韓国側では、・・・・

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