組織の料理事情
学校のテストが終りました(2重の意味で)
ん?テスト勉強?何ですかそれ?知らない子ですね。
では、続きをどうぞ
正式に組織に入ることが出来た。が、俺は飯を食っていない。そして飯を食っていない。大事な事なので2回言いました。・・・だってもう10時だよ?良い子は寝る時間なのに俺はまだ飯を食べていないんだよ。
ということで組織の施設内にあるキッチンを使わせてもらうことにした。
「キッチンも広いんですね。この組織。」
もう部屋の広さに驚くのはやめた。
「食材は何使ってもいいんですか?」
「いいよ。そもそも料理できる人がほとんど居ないからね。」
・・・あれ?この組織って結構人数居るんじゃなかったけ?それで料理できる人が少ない?
「普段、飯ってどうしてるんですか?」
「ん?普段はコンビニの弁当とかファーストフードだけど?」
体に悪そうだな…。それに金もかかりそうだし。
などボスたちと話をしながら冷蔵庫の中をあさってみるとなんと・・・・・・・・・
「まじかよ……」
柿の種やさきイカ、かいひもなどのつまみとジュース、酒などの飲み物しかなかった。
これでどうすればいいんだろう?
「あの…ボス…冷蔵庫ってここ以外は…?」
「ん?そこの奴だけだが?」
マジかい………。
「この冷蔵庫、つまみと酒しか入ってないじゃないですか!?」
「ん?いや…ここに違うのもあるぞ。」
といいながらボスが指差したのは・・・・・・流しのしたの棚だった。
「主食になりそうなもの置いてるんですか?」
などと文句を言いながら棚を空けるとそこにたくさんの固形保存食があった。
「・・・・・・せめて食パンぐらい置いとけよ…。」
「・・・すまない。基本外食だったから忘れていた。」
「それで今日ですが…もう家に帰っていいですか?」
「なぜかな?明日は土曜日だからそこまで急ぐ必要は無いだろう?」
「まずは僕の晩飯を食べるためです。それと妹が居るので帰っておかないと…。」
「そうか、ならしょうがないか。じゃあ明日の12時半ごろにここへまた来てくれ。」
明日も来なくちゃいけないらしい…。
「・・・フレイヤ、明日デミウルゴス…長いな、ウルスでいいか…まぁウルスを迎えに言ってくれ。」
「へ!?」
「分かりました、ボス。・・・残念だったね、そー君。あっ、デミ君。」
顔に出たかな? って、デミ君?あぁそうか、俺も莉那のことフレイヤって呼ばないといけないのか…。
「それじゃ、ボス。また明日。」
「ああ。」
「ねぇ、デミ君帰り道分かるの?」
ん?あ…そいや知らねぇや。
「ボス、私も帰っていいですか?」
「そうだな。・・・分かった。」
「お疲れ様です、ボス。」
莉那の跡についていき外に出ると、組織の場所が分かった。・・・が気になることが1つある。
「なぁ、莉那…。こういう秘密基地ってカフェとかバーとかに作るんじゃねぇの?」
「うん。そー君の言いたいことは分かるよ。」
「じゃあ、言わせてもらうけど……なんで古本屋の地下なの?しかもここ結構来るんだけど俺…。」
「ほら、えっとね、ボスいわく”あえて意表をついた”って言ってたけど…。」
「意表付きすぎだろ…。まぁ言いか。ところで莉那、お前飯もう食った?まだだったらくいに来るか?」
「え、いいの?行く。」
組織のあった古本屋から15分歩いたところに俺の家がある。俺の家は普通の4LDKで妹の神谷氷華との2人暮らしだ。両親は5年前に蒸発して今は祖父母からの仕送りで生活している。
「ただいまぁー。氷華ー起きとるかー?」
・・・・・・へんじが ない。ただの ねぼすけ の ようだ。
「おい、あがれよ。」
「うん。」
「なんか、食べたい物あるか?」
「何でもいいよー。」
莉那の声を聞きながら食材を確認すると氷華が使ったあとと思われるご飯と卵、ニンニクがあったのでチャーハンを作ることにした。
「おい、莉那。飯できたぞ。」
「はーい。いただきまーす。」
すごい食いつきだ…そんな莉那を見ながら俺も食べ始める。・・・まぁまぁの出来か。
食べ終わり、茶を飲んで一腹していると
「相変わらずそー君って料理うまいよね。」
「ん?そうか?5年も作ってたらこれぐらい出来るだろう。」
「そうかな?それじゃあ、そろそろ帰るね。ご馳走様。」
「おーう。」
今日は本当にいろいろあったな…。・・・・・・明日からあんなちょっとおかしな人のところ行って大丈夫かな俺。?
ありがとうございます。
来週から部活が始まるみたいなので更新が遅れるかもしれません。
遅れてから投稿するときは、活動報告に書きますので今後とも創造の暗殺者をお願いします。