能力の目覚め
サブタイトル考えるのって難しいですね。
・・・嫌な勝ち方をしてしまった。確かにちょっと遊んだけど、あんなに汚いことになるとは思わなかった。掃除する人まじすみません。
あの後、俺の勝ちが決まりその後、着替えてボスたちと合流した。ボスは「すごいじゃないか。」といいつつすごく嫌そうな顔をしていた。莉那は露骨に「臭そう。」などすごく嫌そうな顔をしていた。
「あっ!。・・・まぁいいか。」
気づいてはいけないことにきずいてしまった。
「?どうしたの、そー君?」
「いや、そういえば俺と戦ったメガネ…えっと何だけ?う〇こ先輩だったけ?まぁいいや。あの人訓練場においてきたままだったなぁ、と思って。」
「ん?あぁ。あのメガネね。大丈夫じゃない。こっちもどっちかって言うと死んでくれた方が楽だし。」
この組織は仲間に対して冷たいのか、う〇こ先輩に対して冷たいのか、どっちだろうか?・・・確実に後者な気がする。面白いから黙っとくけど。
しばらく歩くとほかの扉より豪華な扉があった。そこがボスの部屋らしい。ボスの部屋は豪華な扉とは違い落ち着いた感じだった。
ボスは奥にある椅子に腰掛けると
「さて、神谷創治君。いや、コードネームが必要か……すまないが君の能力について教えてもらえるかい?」
「・・・能力、ですか?いや、わかんないですけど…。」
「えっ?さっき君は能力を使ってなかったかい?」
「いや、使ってないですよ?」
「じゃあ君は能力を使わずに能力者を倒したと?あのスピードも生身で?」
何がおかしいんだろ?速さは昔に比べれば遅かったし。やっぱ体なまってるかな?
そのことをボスに伝えると右手を額に当て
「中々いいものを拾ったと思ったらこんな大物だったとは……」
あれ?呆れられた?なぜに?
「まぁいい。創治君、君に能力の使い方を教えよう。使えるようになるまで時間がかかるがね?」
「はぁ、分かりました。」
やっと能力が使えるようになるみたいだ。どんなのが使えるか分からないって言ってたな。どんなのになんだろ?空間操作とかよさそうだな…。
など考えていると、ボスの指示が聞こえてきた。
「まずは、心を落着かせよう。深呼吸をしてみてくれ。・・・その後下腹部に力をいれるんだ。そのまま集中していれば出来るようなる。」
なんか大雑把な気がするな…。えっと下腹部に力を入れるんだったけ?その後集中して・・・・・・はぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!転移!
「え?」
「なっ!」
「ん?」
あれ?何で俺ボスの後ろに立ってんの?さっきまで莉那の横に居たはずだよな?・・・・・・もしかして転移できちゃった?マジか。アレが能力の使い方か。結構楽だな。次は・・・出て来い刀!
「んぉ!?」
「えっ?」
「なん…だと」
すげぇ、マジで刀出てきたよ。能力ってすげーな。
「・・・・・・創治君きみは私の言ったことを覚えているかな?」
「えっと、何処のことでしょう?」
「能力は個人個人で違うというところだ。」
「えぇ、覚えてますよ。そのせいで能力を使うまでその人の能力が分からないんですよね?」
「あぁ、そのとおりだが、能力は1人1つと考えなかったのかね?」
え?・・・あぁ確かにそうだなって・・・・・・え?
「もしかしてさっきの俺ってかなり珍しかったり、やばかったりします?」
「あぁ、かなり珍しいがいる。がそれなりにでかいうちの組織にも私を含めて2人居る。」
それなりにでかい組織に2人ってかなり少ないじゃん。やべぇな。
「すごいじゃん、さすがそー君。」
「いや、何がさすがなんだよ。そんな珍しいってことは狙われることもあるってことだろ。」
「そのとおりだ、だいぶ頭がさえているな。・・・まぁそのあたりは護衛をつけるから問題ないよ。」
「・・・・・・護衛ですか。」
「まぁ、嫌そうだからばれないようにするよ。」
「いや、それを俺に言ったら意味が無いような気がするんですが・・・。それで護衛って莉那ですか?同じ学年ですし。」
「違うよ。それともフレイヤのほうが良かったのかな?」
「いえべつに。まぁめんどくさそうですけど分かりました。」
拝啓、我が妹よ、兄はこれから護衛付きの生活になるらしいです。」
「あぁ、そういえば君のコードネームを決めるんだったな。君の能力は『空間転移』と『武器作成』みたいだから・・・・・・よし、君のコードネームは『デミウルゴス』だ。これから期待しているよ?」
「分かりましたボス。がんばります。」
こうして俺は『フレイヤ』や『ピオス』みたいなコードネームをもらった。・・・・・・ところで今何時だろう?俺晩飯食べてないんだけど。腹減ったな……
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