デェート
すいません。大会終わってからのびのびしてたらその後に文化祭などがあり、すっかり遅れました。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ジリリリリリリリッ!!
「んあ?」
朝っぱらからしずかちゃんのバイオリンを思わせるような不愉快な音で目を覚ました。
「もう朝か・・・。」
今日は確か・・・映画か。私服は・・・・・・これでいいか。
「あれ?お兄ちゃんなんで外行き用の服なの?・・・どこかに連れて行ってくれるの?」
「ん?ああ、クラスメイトに映画に誘われてな。」
「ふーん。」
あれ、なんか氷華の目がやばい。ハイライトっていうの?あれの光が消えてる。
「それって女の人?」
「うん、そうだけど?どうかしたか?」
「何でもない。部屋に戻るね。」
「おい、朝飯は?」
無視して部屋に戻っていきやがった。
「どうしたんだ?まぁいいか。」
今日の朝ごはんは洋風にパンとベーコンエッグだ。
「氷華~。・・・飯置いとくぞ。」
俺は何も聞いていない。氷華が”お兄ちゃんは私の”とかブツブツつぶやいているのなんか聞いていない。
しばらく本を読みながら待っていると、時間になった。
「氷華。行ってくるぞ。」
返事がない。ただ拗ねているようだ。
俺の家から駅まではそこそこ離れており、ちょっと早めに家を出なければならない。
「やっと着いた。鈴野さんはっと。」
どこにいるかなどこにいるかなっと
「神谷君、ごめん。待った?」
「全然待ってないよ。」
「よかった。」
・・・すいません。俺の方がよくないです。こんな可愛い服装着て来て、通行人から隣のモブはなんだ?とか睨まれそうで怖いんだけど…。
「じゃあ、行こっか。」
後、遅れた理由はデートなんざ体験したこともする予定もないので難しかったのもあります。




