その後
すみません。遅れました。
殺人鬼さんをブッコロした後、莉那や零先輩から能力者との戦いだったからかかなり心配された。何度も大丈夫と言ったのに莉那に至っては体の写真を撮って傷がないか確認するとまで言い出すまであった。結局、明日学校でお菓子をあげると言って黙らせたけど…。その後は氷華が桜ちゃんの見送りに行けなどと言っていた気がしたが眠かったのでよくわからない。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄次の日 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
いつものように学園に向かって歩いていると、
ドンッッ
思いっきり背中をたたかれた。・・・あれなんかデジャブ?
「おはよう、創治!」
背中をたたいてきたのは莉那だった。
「おい・・・俺、前にも注意したよな?いきなり叩いてくるのはやめろって。」
「そうだっけ?」
「はぁ」
こいつは全然変わらないな…。あんなことをばれた後でも・・・。
「ん?どうかした?」
「いいや、何もない。っとそうだ。ほい。」
「ん?ああ、昨日言ってたお菓子?ありがとっ。」
「ん?気にすんな。」
本当に気にする必要はない。俺から言い出したのだから。
なんやかんや莉那と話していると学校に着いた。
自分のクラスに入ると鈴野さんが挨拶をしてきた。
「お、おはよう。神谷君。」
「おはよう、鈴野さん。」
・・・なんで俺と話時だけ声がつまずくんだろう?
「怖かったね、殺人鬼。そ、そういえば神谷君の家の近くだったんだよやね?」
「うん。でもずっと家に篭ってたから実害はなかったし、学校休みのなったからむしろラッキーかも。」
本当は俺が殺人鬼ボッコしたんだけどね。
ありがとうございました。




