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組織加入

資格試験って大変ですね。

 ボスと呼ばれた人とピオスさん?莉那の話が終った後、俺はICスキャンみたいな機械の上に乗っていた。どうやら精度の高い検査をするみたいだ。

 ・・・・・・ところで何で俺縛られてんの?これただの検査だよね?マジで首から下が動かないんだけど・・・

 などと困惑する俺のことは気にせず、話は始まり進んでいく。そのことに意義を申し立てようともがくと、

  

 「ふむ、活きがいいな。これなら身体検査はいらないか。」

 

 「身t・・・ふぐっ!」


 身体検査がいらないのなら今すぐ縄をほどいて欲しい。あとピオスさん、活きが良いって人間に使う言葉じゃないと思います。と言おうとしたら口にガムテープを貼られた。抗議の意味をこめてうなってみるとめっちゃにらまれた。凄い勢いでピオスさんの目が”黙れ、永遠に寝かすぞ”って言っている。怖い・・・。


 「良し、準備が出来たぞ。ダミア。」

 「はじめてくれ。」

 「ああ。・・・・・・な!おい、ダミア。ランクの上限ってどこだった?」

 「どうした?確か今までの結果でS+の奴が最高だったと記憶しているが?」

 「いや…まぁ見たほうが早いか……。」

 「何があった………。」


 あれぇ?なんかボスさん、眉間にすごく皺がよってるよ。……俺なんかしたっけ?検査結果が出てる紙か何かをものすごくにらんでるんだけど?怖いよぅ…

 と震えているとボスから声がかかった。


 「少年………名前は?」

 「えっ?あっ名前?えっと神谷 創治です。」


 あ、あせった~。ボス、怖い顔で質問してくるんだもん。何事かってびくびくしてたよ。いや、マジで。すばやさが2段階下がるかと思った。


 「なるほど。創治君か……。では創治君。君には少し…いやありえないほどの力がある。その力を我々に貸してくれないだろうか?」


  ・・・・・・はい?なに?ありえないほどの力って?周りの人たち(莉那を含む)もまじめな顔してるし。……えっ?これマジなの?本当って書くやつなの?そう言えば俺がここに居る理由も莉那と先輩らしき人の戦いが原因だったな……って


 「俺にも火が出せたり、風を操ったり出来るってことですか!?」

 「まぁ、個人個人によって能力が違うからどういう効果かは分からんがな。」


 ・・・・・・マジか。すっげぇ楽しそう。


 「あぁ、それと組織への加入は仕事って面もあるから給料も出るぞ。」

 「これからよろしくお願いします、ボス!」

 「君、食いつきがすごいねぇ。」


 お金につられて組織の加入を決めるとピオスさんからくすくすと笑われた。まぁしょうがないのだ。金は欲しい。あいつにいい思いをさせたいし……。


 「まぁ、そこはどうでもいい。では組織に入るということでいいんだね、創治君?」

 「はい。」

 「では、ようこそ神々の都(アクロポリス)へ。歓迎するよ。神谷 創治君。」

 

 これでこの組織に入ったのか。・・・・・・何するかぜんぜん知らねぇや。


 

ありがとうございました。

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