日常
話を切るタイミングがつかめずに長くなってしまいました。
「じゃぁ、行ってきまーす。」
「おーう。」
氷華の声を聴きつつ学校の準備を始める。
「えーと、これで全部入れたな、後は…本か…。」
大切な栄養素を忘れつつ準備を終わらせるとちょうどいい時間になっていた。
「んじゃ、行くか。」
そう言いつつ玄関をくぐり、
「アッツ!・・・溶けるかと思った……。」
なんだよこの気温。死にかけたじゃねぇかよ…。
「はぁ、行ってきます。」
・・・暑い中、自転車に乗って浴びる風が気持ちいい。・・・風になりたい。
そんなバカみたいなことを考えていると学校についた。・・・30分もくだらないこと考えてたのかよ俺…。何この無駄な才能?集会の時に考え事するぐらいしか使えねぇじゃん。・・・結構使える?
またしても無駄なことを無駄に時間を使って歩いていると、教室についた。
「おはよう。」
クラスメイトに挨拶をしながら自分の席に座って本を読む準備をしていると隣の席から声がかかった。
「おはよう、神谷君。」
「あ、ああ。おはよう、鈴野さん。・・・どうしたの?」
声をかけてきたのは鈴野葵さん。学園でもトップ10には入る美少女だ。
「えっとね・・・実は勉強が分からなくて教えて欲しいんだけど…。」
「うん、いいよ。で、どこ?」
「ここなんだけど…」
鈴野さんが示した問題は、先週やった問題の応用の問題だった。
「あぁ、この問題ね。ここは、はじめにここを因数分解してから・・・。」
しかし、鈴野さんは成績もそれなりによかったと思うんだけどな?何かあったんだろうか?
「ありがとう、神谷君。」
「おう、どういたしまして。」
人に教えると自分の復習にもなるのでありがたい。
「えっと、神谷君って、今日の放課後ひま?」
「えっ?うん、ひまだけど?」
というか基本毎日が暇である。家に帰ってもやることといえば、家事か読書だけだ。
「じゃあ、さっきのお礼がしたいから、一緒に遊びに行かない?」
「えっ?」
まじか・・・。俺が鈴野さんと一緒に遊ぶとか・・・夢かな?
「ダメ?」
「いいよ。」
答えると鈴野さんは嬉しそうな顔をして
「やったっ。」
小さくガッツポーズをとっていた。可愛い。
しかし、俺と一緒ってだけでそんなに喜ぶものなのか?
「おーい、ホームルーム始めるぞー。」
担任が来た。さて安定の何も考えないスタイル!!
「きりーつ。気を付け、礼。」
・・・もう終わったか。さて授業の準備っと。1限目は・・・体育かよ。
体育ということで着替えのために女子達が出ていき、野郎だけの空間になった。
「おい、創治。お前、朝鈴野さんとなに話してたんだ?」
一人で黙々と着替えていると日高 真也が声をかけてきた。
「勉強を教えてただけだ。」
「ふーん。お前頭いいもんな。それにしては鈴野さん妙に嬉しそうだったけど?」
それはお前が馬鹿なだけだろう。
「そうか?・・・まぁ普段を知らないからよく言えんけど…。」
「はぁ、なんでお前は自分とある程度のかかわりを持つ人以外の関心が薄いんだろうな?」
知らん。としか言いようがない。というかみんなそんな感じじゃないの?
「それさえなければ、いいのになお前・・・。」
「おい。」
実は気になっていることが一つ
「なんだよ?」
「お前・・・急げよ。着替えてないのお前だけだぞ?」
「えっ?あっ、やばっ。」
確か体育は体育館だったな・・・
「じゃあな、ロリコン。」
「おい、待ってくれよ。」
創治は逃げ出した。
体育館につくともう大半の生徒が集まっていた。その中で比較的俺が覚えている生徒に今日の内容を聞くとバトミントンだと分かった。
「はぁ、はぁ。」
「よう、変態。何見て興奮してんだ?」
「誰が、変態だ!?」
「お前以外に誰がいる?」
そんな感じで真也と遊んでいると授業が始まった。
「えー、女子の方を教えている相沢先生が休みのため、バトミントンを合同で行うことにした。ペアはこっちで決めているのでそのペアでするように。」
・・・女子と合同か…。女子ってうるさいから嫌なんだよなー。
「神谷君、神谷君。」
「ん?鈴野さん?どうしたの?」
朝といい今といいなんだろう?
「バトミントンのペア神谷君とみたい。」
「あー、そうなんだ。よろしくね。」
・・・ある程度知っている人で良かったのかな?欲を言えば真也を一緒になって抵当にするのが良いんだけど…
「あ、朱里ちゃん。一緒にしよー。」
どうやら鈴野さんが相手ペアを見つけてくれたようだ。グッジョブ。
「あれ?創治達も男女ペアなのか?」
「真也!生きていたのか!?」
「勝手に殺さないでくれる!?というか授業始まる前に会話したよな?」
「あぁ、したぞ。そんなことも覚えてないのか?」
「覚えてるよ!あぁ、もう。俺で遊ぶな!」
無理な相談だな。
少し考えていると、真也がジト目で
「分かったか?」
「できる限り前向きに検討する方向で対処するように頑張ってみない。」
「回りくどい!しかも最後に断ってるし!」
「・・・もうヤダ。疲れた。」
しょうがないからまじめにするか。
「じゃあ、しようか。」
相手は前真也、後ろに池田朱里さん(鈴野さんの友達らしい)。こっちは前に俺、後ろに鈴野さんがいる。
「なあ、創治。はじめの1分だけ本気でしないか?」
「なぜ?」
「久しぶりに本気のお前と戦いたいからだよ。」
「しょうがないな…。ラケット投げるのはアリ?」
「ダメだよ!ったく、いいか?」
「おう。」
との調子で1分間本気でプレイした結果。
3:42
圧勝しました。
「コロンビア。」
「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ。」
「なにこれ?」
「神谷君、すごい。」
真也をぼっこした後は気持ちよかったけど、そのあと、部活の勧誘がかなりうざかった。・・・つぶしてさし上げようかな?
ありがとうございました。




