第3話 紅蓮の騎士団、登場!!
「ベルフェゴールからの言伝よ。《至急戻れ》!!」
「!!どういう・・・」
「そこにいる、アモンの死体の処分しないさいな。」
アスモデウスは鼻をつまむとアモンの死体を指差してそう言った。
「・・・・」
リリアはそれに黙るとアモンの死体を燃やして処分した。
そして、くるりとアスモデウスの方へと向き睨むと黒い色の玉を取り出して魔力を注ぎ込んだ。
ピカッ!!
黒い色の玉は光るとアスモデウスとリリアを包み込んだ。
「・・・・あいつは」
「彼女はアスモデウス。7大悪魔の一人・・・淫乱の悪魔だよ。」
俺の呟きに後ろに立っている誰かが答えてくれた。
「・・・・あんたはなにもんだい?」
俺は警戒しながらも後ろを振り向いた。そしたら、そこに立っていたのは紅蓮色の鎧に身を包んだツインテール女子だった。
「私は紅蓮の騎士団リーダー、エルリック=スミスだ。よろしく」
「・・・・」
紅蓮の騎士団?わけわかめ
「ああ、すまない紅蓮の騎士団がなんなのかを説明しないとな。」
エルリックはおれの困惑顔をみてハッハッハとわらうと火蜥蜴の描かれた旗を見せた。
「これこそ、我ら紅蓮の騎士団の象徴さ!!」
エルリックは旗を天高く掲げると鼻高々にそう言った。
「・・・・」
俺はどういうリアクションをすればいいのかわからず黙ってしまった。
「エルリック団長!!早すぎます」
そこへゼーハーゼーハと言いながらエルリックの部下がやって来た。
「お前が遅いだけさ。リサ=カーバント」
エルリックはそれを見てため息混じりにそう言った。