プロローグ えっ?俺死んだ!?
『仕事による重圧』
『犯罪者の増加』
『事故に巻き込まれる』
『幼馴染みを助けようとしてトラック撥ねられて死亡』
これらのことによって人が死んだ場合(4つ目は違うが・・・)人は転生にあこがれて死んだことを認めない(多分)そんなやつらを俺は見下していた。自分が巻き込まれるまでは・・・
〈数時間前・・・〉
「おっはー♪」
「・・・」
いま、俺に挨拶してきたのは幼馴染みの桜辺薫。
んでもって、俺たちはいま学校に向かってる。
「無視しないでよぉ!!」
「・・・はぁ、おはよう。これでいいか?」
俺は頬を膨らませてプイッとそっぽを向いた薫に仕方なく挨拶をすると急ぎ足で信号を渡った。
「ちょっ・・・待って!!」
「・・・」
「ちょっ・・・りゅう、「キイイィ・・・ドカァァン!」・・・!?」
俺の後を追いかけてやって来たトラックは薫を撥ねようとしたので慌てて引き返すと突き飛ばした。
「りゅうちゃん・・・!!」
・・・よかった。無事・・・か。
俺は薫が無事であることを確認するとゆっくりと目を閉じた・・・。
「・・・きて・・・起きて!!」
・・・ん?ここはどこだ?
「ここは、私の住処よ♪」
なんで、俺の言葉が・・・?
「心を読んでるの・・・私は、女神アストレアよ。よろしくね?」
ああ・・・頭の逝っちゃてる人か。かわいそうに・・・
「ひどくない!?逝っちゃてるって・・・確かに死んじゃってるけどね、あなた」
ポク・・・ポク・・・チーン!!
「なんだと!!俺が!?」
頭のなかで一〇さんの閃いたときの音が流れてから数秒後、やっとこさ、(自称)女神の言ったことが理解できた。
「私がミスちゃって・・・あはは(^_^;)」
「・・・あはは(^_^;)じゃねぇよ(怒)」
「ごめんちょ、ちみにさ・・・最強の能力を差し上げるんだーよ。〇リーンダヨ。」
口調を定めろ。それと、グリ〇ンはお酒だ。
「先ずはこれね・・・『観察眼』」
ソラダ リュウウンは『観察眼』を修得完了。
機械的な音声が頭のなかで流れると両目に違和感を感じた。
「次にこれとこれね。『投擲術』、『捕縛術』」
ソラダ リュウウンは『投擲術』と『捕縛術』を修得完了。
またしても、頭のなかで機械的な音声が流れて腕に違和感を感じた。
「最後にはこれよ。『剣術』【Lv1】と『俊足』【Lv1】」
ソラダ リュウウンは『剣術』【Lv1】、『俊足』【Lv1】を修得したであります!!
まさかのケロ〇軍曹!?
「ケロロ〇曹ではないであります!!」
アストレアは俺の心を勝手に読むと某カエル軍曹の口調を真似ると伏せられてない伏せ字を使って敬礼をした。
「それでは・・・異世界旅行へいってきーなさい~。」
アストレアは最後の最後まで口調を定めることなく異世界へと繋がる穴を開けると俺の背中を押して異世界へと送り込んだ。
「あっ・・・武器を渡すのを忘れた。あと、あの穴はどこに繋がってるかは逝くまではわからないということ説明し忘れた・・・・・・まぁ、いいっか。」
まぁ。なんとも適当な女神だこと・・・しかも逝くっていう字がちげぇー!!byリュウウン
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