表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
13/14

第7話 理由

「なぜ!なぜよけない!!」


私がよけなかったことによってリリアはますます苛立ちを募らせた


「ハァ・・・・ハァ、よける理由がありません」


私は、息きれぎれにそう答えた。


「私は、魔王軍だぞ!お前の敵だぞ!」


「あなたは・・・・私の憧れだから!」


「!!」


(なぜ、おまえはそこまでして強さを求める?)


(サタン様は私の憧れですから!強くなってあなたの右腕になりたいのです!)


「ギリッ)あなたが私を攻撃できない理由はわかった。でもあなたを殺さない理由にはならない。だからここで」


ー殺す!ー


「!!」


来る!よけないと!


「っ!(なんで!?なんで、うごけないの?)」


私は、よけたいのにまるで金縛りにあったかのように動けなかった。


「ふふ、その顔からするになぜ動けないのか

わからないようね。」


「(おねがい!動いて!うごいてよ!!)」


「無駄よ、あなたには今闇属性魔法の『影捕縛(シャドー・ネット)』によって動きを制限されているから。」


そんな!くっ!!諦めてたまるかぁ!


「無駄だと・・・・言ってるでしょ!!」


「がはっ!!」


リリアは、一瞬で私の懐に入り込むとそのまま蹴りをいれてきた。


わたしは、縛られて動けないのでもろにくらった。


「さらに、サタン様に教えてもらったこの技を!」


リリアはそう言うと黒炎を右手に纏った。


「『黒炎龍ダーク・ファイアー・ドラゴン』」


「なっ!」


そんな!闇炎あんえん属性魔法ですって?!なんでリリアがそんな危険な魔法を!


「なんで私が、闇炎あんえん属性魔法を使えるか不思議みたいね」


「なんで、なんであなたは仲間を平気で殺せるの?」


「仲間?私に仲間はいない!」


リリアは、そう言うと龍を私を目がけて放った。


(ここまでなの?リサ、皆ごめんなさい!)


スパァァァァン!


「?」


私は、一向に来ない痛みに不思議に思い目を開けると勇者様が龍を切り裂いていた。


「またせたな!」


勇者様はそう言ってフッと笑うとわたしの方を向き小声でお疲れ後は任せろと言った。


私は、その言葉に嬉しくて涙が出てきた。


「貴方が、サタン様の敵となる勇者ね?いいわ!ここで消してあげる!」


リリアは、そう言うと刀を抜いた。


「相手がお前となったら本気の20%を出すか。」


俺は、そう言うと某超戦士が使用していた戦闘力をあげる技の20倍を使用することにした。


「たったの20%?後悔してもしらないわよ!」


リリアは、そう言うとこっちが構える前に向かってきた。


「ちょっ!普通は主人公が構えてから攻撃してくるもんだろ!いきなり斬りかかってくる敵なんかいねぇよ!」


「ここにいる!」


リリアは、冷静にツッコミをいれた。


気持ち怒ってるように思えるのは俺だけか?


まぁ、しかたねぇかもう少しで止めをさせるというタイミングで俺の登場したから。


「小説の主人公なめんじゃねぇ!!」


こちとじゃ、この小説の主人公だから主人公補正かかってんだよ!


ガキィィィィィン!


サッ!


ザザザ



俺の刀とリリアの刀がぶつかり合うときに金属が擦れるような音がして俺は、後ろにとんでリリアは地面に手をつきそのまま後ろに下がった。


そして、また刀と刀がぶつかり合い俺がリリアの腹に蹴りをいれてそのままの勢いでパンチをいれて後ろにさがった。


「なかなか、やるわね!」


「そちらこそ!」


そう言って、笑う俺とリリア


案外、俺とリリアってもんどうしかもな


「でも、サタン様には遠くおよばない!」


リリアは、そう言ってこの前会ったときに使用した技をまた使おうと構えた。


「悪魔の無斬」


スパァァ-ン!


「!」


エルリックは、いきなり木が斬れたことに驚いていた。


まぁ、そりゃそうだわな


俺も初めて見たときは驚いたもん!


「・・・なるほど、そういうことか」


やっと、あの技の仕組みがわかったぜ



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ