第4話 悪魔たちの会議
リュウが紅蓮の騎士団と出くわした頃。
~ソロモン帝国~
「やっと、来たか・・・遅すぎじゃわい」
八つの席があり、右から三つ目の席に座っている老人は目を細めてそう言った。
「そんなことよりも、なぜ私たちは集められたのかしら。」
老人の隣の席に座っている女性はだるそうに聞いていた。
よ
「ミーア王国のやつが、勇者を召喚しやがったのさ。」
青年は、いやベルフェゴールは皆が集まった理由を説明した。
「ふーん。」
「はぁ、めんどくせぇ」
「なんじゃと?!」
ベルフェゴールの言葉に女性は興味がなくなったのか寝に入った。
少年はさもめんどくさそうにそう言うと老人は席を立ち魔法杖を少年へと向けた。
「やめぬか!馬鹿どもめ!!」
先程まで何一つ会話に参加しなかった真ん中の席の青年が殺気を放ちながらそう言うと皆は冷や汗を書きながらおとなしくなった。
「さすがは、ベルフェゴール殿だな。」
老人はカッカッカと笑うと魔法杖をしまった。
「・・・」
ベルフェゴールは、それを見て席に座り直した。
「あくまでも、召喚しただけなら計画には大した支障をきたさない。計画通りに進めるぞ」
「「「「「「すべては、サタン様復活のために!!」」」」」」