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ムッキー

よろしくお願いします

「なんで……ムッキー」


その姿は見慣れたムッキーの姿とはかけ離れていた


「ずっも人間だと思ってたんだろ?耳も爪も尻尾もないから」


魔ッキーは思い出した、村が襲われた日のことを


「俺は人間に憧れてたんだよ」


ムッキーは語り出す


「人間ってのはいい!安全な場所に住めば外敵に気づくための大きな耳はいらない、敵を殺すための爪だっていらない敵を追い払うための尻尾もいらない」


彼の声は狂気を帯びていた


「だから捨てたんだパチモンだった俺を!!」


「なんで…俺たち作られたパチモンとの日々は人間のせいでめちゃくちゃにされたんだぞ!」


彼は笑った


「そうだよ、だから俺は人間になりたかったんだ!何もかも壊してしまう人間にな!!」


「なんで…ムッキー!今からでも遅くない!戻ってこい!!」


彼は笑い続けた


「はっはっはっもう無理だって言っただろう?」


彼は笑った


「デス日サロは俺が作り出したパチモンだ」


魔ッキーは絶句した


「なんで…なんでだ!!」


魔ッキーの言葉には激しい怒りが込められていた


「作られたパチモンの悲しみは一番知っているはずだろう!!」


ムッキーは言った


「だから戻れないんだよ」


デス日サロがムッキーの後ろに立つ


デス日サロはムッキーの心臓を突き刺しそこからムッキーの気力を吸収しはじめる


ムッキーの体が崩れていった


「人間が俺を作って……」


「今度は俺が……これを作った……」


ムッキーは自分自身を嘲笑うかのようにいった


「……同じじゃねぇか……」


「俺はもう……人間やパチモンを裁く側じゃない……」


「裁かれる側だ……」



デス日サロの侵食が進む


「裁くのはデス日サロだ、純粋な憎悪だけが全てを滅ぼせる」


次回 最終回 魔ッキーとムッキーそしてデス日サロ



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