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魔導士の血は魔女が拭く!  作者: Wahrheit2026


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第8話 運命の日

夜の森を低空飛行で飛ぶ一つの箒。


それに2人の少女が跨っている。


深い暗闇を高速で飛ぶ。


無音に近い飛行音でそれは突然小さな谷のあたりに降り立った。


「ここまでこれば大丈夫。奴らの目をかいくぐって国境まで歩いていけるはずよエリカ」


「ど・・・・・・どうして助けてくれたのマリエッタ・・・・・・」


「エリカ、よく聞いて!これは大臣どもの仕組んだ罠よ!あなたは陥れられたの!」


「なぜ!?私は悪いことはした覚えはないし、今日まで帝国のために働いてきた!魔導犯罪者を追い詰めて敵国とも戦ってきてなぜ!?」


「落ち着いて聞いてエリカ、この国の頂点は皇帝陛下じゃない!背後にいる連中にとってあなたの血筋は都合が悪い存在なのよ!」


「皇帝陛下じゃない!?それに私の家が都合が悪いって・・?何を言っているのマリネッタ!どういうことなの!?」


「それは・・・・・・」


マリネッタがエリカの質問答えかけたその時!


ヒュン!!


ズガッッッ!!!


近くの木に深々と突き刺さる金属製の矢。


これはロングボウの矢だ!


弓兵中隊の追手か!?


「私のことはいいから・・・早く逃げて!!」


「で、でも!あなたを置いていけない!」


「この地図に記してあるところに逃げて!!そこなら当面はバレないはず!」


「あなたは!?」


「大丈夫、私は帝国貴族よ。あなたを追って見失ったと言い訳しとけば憲兵隊も追及できないわ」


「さ早く行って!わが友!必ずまた会える日が来る。今はつらいけど雌伏の時ってものがある!」



悪夢は突然やってきた。


栄えある魔導士任官から丁度1年後にそれは起こった。


私は何故仲間たちに突然逮捕され、抗弁も許されずに悪名高い監獄に収監されたのだった。







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