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【人種】四大人種

 四大人種とは、クレイスト大陸に住む人間、獣人、竜人、亜人のこと。

 異人種間の婚姻は許容されており、基本的に子供は両親のどちらかの種族で生まれる。

 人間と交配した場合のみ、稀に両方の特徴を持つ子供ができることもあり、混人と呼ばれる。ただし、混人の生殖力は著しく落ちる。

 基本的に寿命はどの種族も六十~八十歳。人間が全ての種の起源と神話で語られている。

 しかし竜人と亜人の中には『長命種』と『短命種』がおり、長命種は短命種より優れているという意識がある。


【人間族】

 主に北のゼルサヴァン地方に暮らしている。

 寿命は七十~八十年程度。

 筋力、魔力共に平均であり、大陸上で一番数が多い。

 全ての種族の元になったとも言われており、神話では最初に女神が作り出した生命とされている。

 異種族との婚姻などのタブーは少ない。


【獣人族】

 主に東のヴォーグ・スーラ地方に住んでいる。

 寿命は五十~七十年程度。

 種族ごとに異なる特徴はあるが、筋力のある者が多い。

 それぞれの種ごとに多彩な武芸を嗜み、戦いは矜持の誇示という意識がある。しかし、中には酪農や菜食を好み、武器を持たない温和な種もいる。

 魔力は強くないが、魔鉱石や簡単な魔導具程度なら扱える。

 温和な種族は人攫いの標的になりやすい。竜人に次いで体が丈夫なため、違法な労働力として攫われる。


【竜人族】

 主に西のクォルラ地方に住んでいる。

 角と翼を持ち、高い矜持と戦闘能力を有している。女神への信仰心も篤く、聖騎士となる者も多い。

 住んでいる地域や能力によって『○○の民』と呼ぶ。

 寿命は種族ごとに若干の違いがあるが、短くて五十年、長くて八百年を生きる。

 力を基準にした明確な種族ごとの序列があり、上位の十種族の長が『悠久十魂』として地方全体の政を行っている。

 角と翼は竜人の象徴であり、左右が均等に揃っていることが最も望ましいとされている。戦いや事故などで片方を失うと『片角落とし』『片翼落とし』として蔑まれる。顔の美醜よりも角と翼が左右対称になっているかが、恋愛でも重要な要素。


【亜人族】

 主に南のエヴェン・ル・ラスパイア地方に住んでいる。

 妖精種、人魚種、樹木人種、土小人種など、様々な少数民族が集まっている。

 他種族との交流を良しとしておらず、婚姻や生殖も同族同種としか認めないという風潮が色濃い。

 それぞれの種族で扱える魔力の違いはあるが、概ね強い魔力を持つ。

 地方を出たり他種族と交流を持つと『変人』扱いされる。そのため、一度地方を出たら大抵は戻らない。

 百年を生きない短命種や、比較的若い世代にはそんな古臭い価値観に囚われない傾向が出てきた。


【混人】

 異種族間の婚姻で、両親の一方が人間族だった場合、稀に産まれる両種族の特徴を併せ持った子供のこと。

 どちらの特徴をどれだけ受け継ぐかは、生まれてみるまで分からない。傍目には人間に見えても身体能力は獣人であったり、角や翼を持っていても飛べなかったり、特徴は様々。

 生殖能力は著しく落ちるため、独身の混人は多い。

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